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第16回小田島雄志・翻訳戯曲賞

23.12/18

「第16回小田島雄志・翻訳戯曲賞」大川珠季、關智子らが受賞

2023年に上演された優れた翻訳作品・上演成果に対して贈られる「第16回 小田島雄志・翻訳戯曲賞」の受賞者・団体が発表された。個人では大川珠季、關智子が、団体では劇団青年座、名取事務所が受賞した。

関連サイト⇒小田島雄志・翻訳戯曲賞


(青年座公演『黄色い封筒』提供:青年座 撮影=坂本正郁)

大川珠季は『火の顔』『アンティゴネ』『未婚の女』の翻訳、關智子は『アナトミー・オブ・ア・スーサイド』の翻訳が、また劇団青年座は『黄色い封筒』の上演、名取事務所は『占領の囚人たち』等の上演が高く評価された。贈呈式は2024年1月15日(月)13時より、「あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター/東京都豊島区)」にて行われる。

小田島雄志・翻訳戯曲賞は、日本における翻訳劇の振興を目的として、翻訳家・英文学者の小田島雄志が設立。2017年までの10年間は小田島雄志個人が主催し、海外戯曲の優れた翻訳者に贈呈してきた。11回以降は実行委員会主催として実施。翻訳者に加えて上演成果も対象に、実行委員会にて選出し表彰している。


(『慈善家』 提供:名取事務所 撮影=坂内太)

第16回「小田島雄志・翻訳戯曲賞」受賞者・団体

■大川 珠季(おおかわ・たまき)
『火の顔』『アンティゴネ』『未婚の女』の翻訳に対して

【受賞対象作品】
『火の顔』『アンティゴネ』
作:『火の顔』マリウス・フォン・マイエンブルク
  『アンティゴネ』ベルトルト・ブレヒト(原作:ソフォクレス)
演出:深作健太
翻訳・ドラマトゥルク:大川珠季
主催・企画・制作:深作組/MAパブリッシング/Goh
上演期間:2023年4月8日(土)~4月16日(日)
会場:吉祥寺シアター

『未婚の女』
作:エーヴァルト・パルメツホーファー
演出:深作健太
翻訳・ドラマトゥルク:大川珠季
主催・企画・制作:深作組/MAパブリッシング/Goh
上演期間:2023年10月18日 (水) ~10月22日 (日)
会場:銕仙会 能楽研修所

■關 智子(せき・ともこ)
『アナトミー・オブ・ア・スーサイド』の翻訳に対して

【受賞対象作品】
『アナトミー・オブ・ア・スーサイド―死と生をめぐる重奏曲―』
作:アリス・バーチ
演出:生田みゆき
翻訳:關智子
主催・企画・製作:文学座
上演期間:2023年9月21日(木)~9月29日(金)
会場:文学座アトリエ

■劇団青年座
『黄色い封筒』の上演に対して

【受賞対象作品】
『黄色い封筒』
作:イ・ヤング(李羊九)
翻訳・ドラマトゥルク:石川樹里
演出:須藤黄英
上演期間:2023年7月5日(水) ~7月10日(月)
会場:吉祥寺シアター

■名取事務所
『占領の囚人たち』『慈善家-フィランスロピスト』『屠殺人 ブッチャー』の上演に対して

【受賞対象作品】
パレスチナ演劇上演シリーズ『占領の囚人たち』
「Prisoners of the Occupation」東京版
作:パレスチナ人政治囚、エイナット・ヴァイツマン
「I, Dareen T. in Tokyo」
作:ダーリーン・タートゥール、エイナット・ヴァイツマン
翻訳・ドラマトゥルク:渡辺真帆
演出:生田みゆき
上演期間:2023年2月17日(金)~2月26日(日)
会場:下北沢「劇」小劇場

現代カナダ演劇上演 ニコラス・ビヨン2作品上演
『慈善家-フィランスロピスト』『屠殺人 ブッチャー』
作:ニコラス・ビヨン
翻訳:吉原豊司 
演出:「慈善家-フィランスロピスト」小笠原響
   「屠殺人 ブッチャー」生田みゆき
上演期間:2023年11月17日(金)~12月3日(日)
会場:下北沢「劇」小劇場

■「小田島雄志・翻訳戯曲賞」実行委員会
小田島恒志 酒井誠 新野守広 水谷内助義 山口宏子


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