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- 第13回小田島雄志・翻訳戯曲賞
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20.12/15
「第13回小田島雄志・翻訳戯曲賞」沈池娟、世田谷パブリックシアターが受賞
優れた翻訳戯曲を対象とする「第13回小田島雄志・翻訳戯曲賞」の受賞者・団体が発表された。個人では『少年Bが住む家』の翻訳を担当した沈池娟(シム・ヂヨン)、団体では『メアリ・スチュアート』を上演した世田谷パブリックシアターが受賞。また特別賞に新国立劇場シェイクスピア歴史劇シリーズが選出された。
同戯曲賞は、日本における翻訳劇の振興を目的として、翻訳家・英文学者の小田島雄志が設立。2017年までの10年間は小田島個人が主催し、その年に上演された翻訳劇の中から特に優れた翻訳者に対し贈呈してきた。第11回以降は実行委員会が主催となり、名称と趣旨を引き継ぎながら実施。翻訳者個人に加え、すぐれた上演成果を挙げた団体なども対象としている。
2020年「第13回小田島雄志・翻訳戯曲賞」
・沈池娟(シム・ヂヨン)
『少年Bが住む家』の翻訳に対して
受賞対象作品
『少年Bが住む家』
作:李(イ)ボラム
演出:眞鍋卓嗣
翻訳:沈池娟(シム・ヂヨン)
主催:名取事務所上演期間:2020年10月23日〜11月2日
会場:下北沢 小劇場B1
・世田谷パブリックシアター
『メアリ・スチュアート』の上演に対して
受賞対象作品
『メアリ・スチュアート』
作:フリードリヒ・シラー
上演台本:スティーブン・スペンダー
翻訳:安西徹雄
演出:森新太郎
上演期間:2020年1月27日~2020年2月16日
会場:世田谷パブリックシアター
【特別賞】
・新国立劇場シェイクスピア歴史劇シリーズ
2009年10月「ヘンリー六世・三部作」から2020年10月「リチャード二世」に到るシェイクスピア歴史劇シリーズの上演に対して
受賞対象作品
2009年「ヘンリー六世・三部作」
2012年「リチャード三世」
2016年「ヘンリー四世・二部作」
2018年「ヘンリー五世」
2020年「リチャード二世」
会場:新国立劇場中劇場