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劇団制作社樺澤良の!!!!! 「制作王子、ニューヨークへ行く~米国☆留学記~」 “制作王子”こと劇団制作社・樺澤良による、ニューヨーク“制作”留学日記。 Vol.10 Kickstarter

12.03/13

Kickstarter一例。

目標額を遥かに超えて741%の資金提供を

受けているものがこうして実際にあります。

皆さん、こんにちわ!!!!!ご無沙汰しておりました!!ご無沙汰しておりました!!!!!樺澤です、樺澤です!!!!!世の中、人の興味の移り変わりは早いですから、使い捨て時代ですからもう私の事を忘れてしまった方もいっぱいいらっしゃるのではないでしょうか?私、先月末から今まで今回の渡米の最大の山場を迎えておりまして、すっかりぼっさり丸投げジャーマンスープレックスよろしく原稿を放り投げっぱなしでこれに手が出ませんでした!!!!!が、しかし。書く事が山程ありますのでここから怒濤の巻き返しをしたいと思っています!!!!!

今日の一言:屋台で売ってるPhilly Cheese Steak(パンにチーズと長いハンバーグが挟まったサンドイッチでアメリカ人みんな大好き!!)は店によってまったく味が違うので店の雰囲気が同じだからといって安易に手を出してはなりませぬ、ヘタすると激辛にあたります!!(これに関するご意見はこちらからっ:info@seisakusya.jp または twitter ID:@kt_ekimae)

さて、いよいよ私はウェスリヤン大学でのICPPのインデペンデント・プロジェクトの発表があり、3/2~3/5までコネチカットに行ってきました。インデペンデント・プロジェクトというのはこれまでの授業を元に生徒がそれぞれ個人で独自のプロジェクトを考えて、そのプロジェクトのために実際に課外で活動を進め、その経過や全体のプランを発表するというものです。実際、これが総決算的ないわば卒論的なものになるのでこれには生徒全員相当な意識を持って挑んだりしています。かくいう私もこれには相当煮詰まっていましたがなんとか色々な方々の手助けがあり無事に終える事ができました。ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました!!

しかし、しかし、今日はその内容とは別に(!)ファンドレイジングの授業の中で知った、今、注目を集めてきているサイトをご紹介します。

これは「kickstarter(キックスターター)」というもので、簡単に言えばソーシャルファンディングサイトです。これは基本的にクリエイティブなものが対象の資金調達のための非常に興味深いスキームを持っているのですが、資金提供を受ける側に土地開発ものもあればアートに関するものもあります。サイトを眺めているだけでも楽しいので是非とも一度覗いてみてください。このKickstarterの事を具体的に説明するために下記のような文章を見つけたので転記します。

モデルはシンプルなものです。プロジェクトを発案した人が希望調達金額、調達期限、および出資者への見返り条件などを設定します。そして期限までに条件を満たせば出資者はAmazon Paymentsを通じてチャージされ、見返りを受け取ることになります。もし希望額に満たなかった場合にはチャージされません。「全部」か「なし」かのどちらかになります。

Kickstarter、ソーシャルな資金調達プラットフォームを提供開始

ファンドレイジングの必要性は日本では特に感じる今日この頃ですが、一言でファンドレイジングと言ってもそのために実際にどうやって交渉をしていくのかは私自身、まだまだ勉強中ですのでこのサイトを見た時は目から鱗でした。何よりも面白いのは様々なジャンルがひとつのサイトの中に同居している事、そして誰でもこのサイトに自らの企画をプレゼンでき、プランが優れてさえいれば資金調達が可能であるという事、そしてその経過を誰でも閲覧できる環境の下にさらしているために公平性があり、かつ互いの刺激のしあいにもつながっているという点がある事。

サイト上に掲載されているプレゼン内容とプレゼンのための動画のみで企画によっては莫大な資金調達が可能となるという現実が目の前にある。そしてその敷居が非常に低く、眺めているだけで人に自らの企画を説明するための好例に出会える。このスキームは日本ではちょっとまだまだ難しいのかなという気もしますが、まずはこうしたサイトが存在するという事だけでも知ってもらえればと思います。

すぐ、つづく

参考URL Kickstarter: http://www.kickstarter.com/



■樺澤 良(かばさわ・りょう)■

劇団制作社 代表。 1979年、東京都板橋区出身。(株)メジャーリーグにてプロデューサー・笹部博司氏に師事。2005年、制作者のみで構成される「劇団制作社」を 旗揚げし、小劇場演劇界の制作受託を中心に活動を展開。過去の主な制作受託に「庭劇団ペニノ」「劇団鹿殺し」「フェスティバル/トー キョー」「鳥肌実全国時局講演会」「劇団、江本純子」「パルコ劇場」「東京芸術劇場(『芸劇eyes』、『TACT/FESTIVAL』、『チェーホフ?!』)」などがある。その他にも、東京都初所有の舞台芸術のための稽古場施設「水天宮ピット」の運営制度の設計や、「481engine」「CoRichチケット!」といった票券管理システムの開発協力にも携わる。現在、バナナ学園純情乙女組の制作統括として従事。2011年、「Asian Cultural Council」 の助成を受けてニューヨークへ留学。最近出来た趣味は釣り。

劇団制作社:http://seisakusya.jp

Asian Cultural Council:http://asianculturalcouncil.org/japan/


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