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劇団制作社樺澤良の!!!!! 「制作王子、ニューヨークへ行く~米国☆留学記~」 “制作王子”こと劇団制作社・樺澤良による、ニューヨーク“制作”留学日記。 タイトル:Vol.12 帰国します。

12.03/13


自宅からの写真。自宅が20階にあるのですが、外には遥かに高いビル群がひしめきあってます。この景色が日常の毎日。

マンハッタンと言えばやはりタイムズ・スクエア。ここが私のこの日記の始まりでした。※2012年3月19日撮影

皆さん、こんにちわ!!!!! これから私は帰国便に搭乗するのですっ!! 今はNYで3月24日。NYから日本への帰国便は14時間という長旅ですよー。帰ります私、遂にっ!!!!! 成田到着は日本日付の3月25日昼すぎっ!!!!!

今日の一言:ついに念願のNBAを観てきましたのですが、公式の転売サイト(!)「StubHub」でチケットを購入しました!! 転売の公式サイトってどういう事!?(これに関するご意見はこちらからっ:info@seisakusya.jp または twitter ID:@kt_ekimae)

冒頭にも書いた通り日本へ戻るのです、ラストスパート全力疾走で色んな所に行ってきた日々ですが私がここNYで感じたものは一体なんだろうかと早速ですが少しだけ!!本当に少しだけ振り返ってみたいと思います。まずはやはりこのマンハッタンという街についてですが、ここはアメリカの中でもやはり相当特殊な土地であるという事。この細長い土地に開発の力をすべて注ぎ込んだ結果、考えられない密度に超高層ビルが立ち並ぶ景観がありますが、これには未だに慣れないというよりかは常に私の関心の対象でした。ちょっと隣のニュージャージーに足をのばせば平家だらけで、実はこの景観の方が普通のアメリカなんだよな、と、ふと我に返る瞬間があるくらい、そして、上から下まで相当頑張れば(?)歩けてしまう距離の間に凝縮されている山程の文化と価値観は生活の根を生やしてみる事でいつかはしっくりくるかと思えば、知れば知る程、逆に膨大すぎて余計にマンハッタンという場所がなんなのか分からなくなりもします。そして、人間も同様に多種多様な民族がひしめきあって暮らしている中で自分も単にその一人にすぎないという事実。いつまで経ってもNYはこうだ、という定義がつかめないままな為にまたこの場所に戻ってきたいと思う今があります。

ICPPは制作者として理解すべき理念を少人数制のクラスで膨大な時間をかけて共有していく新たなプログラムでした。この期間の中に制作者のすべき事のすべてが詰まっていたわけではありませんが、それでもこの期間で得られたものを日本にどう還元するかについては少しずつですが行っていかなければならないのだという事は痛烈に意識せざるをえません。制作者というのは日々の業務でなかなかに勉強をするためのまとまった時間を取れない環境下で働いているケースが多いと思えますし、既にそれで生活が成り立ってしまっている場合、これから資格だなんて、これから勉強だなんてと思う人もいるかと思いますが、それはこのICPPの生徒達も同じ。私が今回のプログラムを受講して得られたスキルや理念は今後の活動に大変重要な要素を占めていくと推測できます。

さて、突然ですが、ここら辺で。まとめなんて形で書いたら5万字くらいになってしまいそうなのでさらっと終えて、内容はちょくちょく伝聞していければよいなと思ってますので、帰国したらみなさんよろしくをばっ!!!!! 今、日本は花粉がひどいと聞いているのでそれだけで帰国するのが恐ろしいのですが、それでも飛行機は飛んでしまうのですっ!!

最後に、今回の私の留学において多大なるご協力をくださったすべての方に感謝いたします。さらには今回の執筆の機会を与えてくださった有限会社ネビュラエクストラサポート編集部の皆様には大変にお世話になりました。編集長の郡山幹生さん、いつも的確な校正をしてくださった吉澤和泉さんに心から感謝をいたします。では皆さん、日本でお会いしましょう!!!!!!!!!!!



■樺澤 良(かばさわ・りょう)■

劇団制作社 代表。 1979年、東京都板橋区出身。(株)メジャーリーグにてプロデューサー・笹部博司氏に師事。2005年、制作者のみで構成される「劇団制作社」を 旗揚げし、小劇場演劇界の制作受託を中心に活動を展開。過去の主な制作受託に「庭劇団ペニノ」「劇団鹿殺し」「フェスティバル/トー キョー」「鳥肌実全国時局講演会」「劇団、江本純子」「パルコ劇場」「東京芸術劇場(『芸劇eyes』、『TACT/FESTIVAL』、『チェーホフ?!』)」などがある。その他にも、東京都初所有の舞台芸術のための稽古場施設「水天宮ピット」の運営制度の設計や、「481engine」「CoRichチケット!」といった票券管理システムの開発協力にも携わる。現在、バナナ学園純情乙女組の制作統括として従事。2011年、「Asian Cultural Council」 の助成を受けてニューヨークへ留学。最近出来た趣味は釣り。

劇団制作社:http://seisakusya.jp

Asian Cultural Council:http://asianculturalcouncil.org/japan/


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