舞踊批評家協会は、『第44回（2012年）舞踊批評家協会賞および舞踊批評家協会新人賞』を選考・決定した。舞踊批評家協会賞には、笠井叡・麿赤兒、小林紀子バレエ・シアター、花柳壽輔。舞踊批評家新人賞には、大橋可也、花柳源九郎、福岡雄大、南阿豆が選ばれた。

選考の対象となったのは2012年1月1日から12月31日までに日本国内で公演された舞踊活動。笠井叡と麿赤兒は、昨年11月から12月にかけて世田谷パブリックシアターで上演された『ハヤスラヒメ 速佐須良姫』が、「舞踏の異種混合ともいうべき画期的な舞台で、それぞれの若手軍団を率いた両巨頭の存在感は圧倒的で、これからのダンスシーンの可能性を予測させる成果」と高い評価を得た。小林紀子バレエ・シアターは、ケネス・マクミラン振付の『アナスタシア』全幕を上演し、「歴史の一断面を鮮烈に描き、近年のバレエ表現のひとつの頂点に至った点に対して」評価された。花柳壽輔は、『日本舞踊×オーケストラ─伝統の競演─』でバレエの名作「レ・シルフィード」「ロミオとジュリエット」「ペトルーシュカ」「牧神の午後」「ボレロ」を日本舞踊版として創作・上演したことが評価された。

授賞式は、4月20日の正午よりNHK 青山荘（東京都・南青山）で行われる。

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第44回（2012年）舞踊批評家協会賞、新人賞が決定｜Dance Cubeチャコットwebマガジン