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PINstage高崎の「さくてきネクステージ from 福岡」Vol.1

12.04/13

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ぽんプラザホール 客席

この度、Next Onlineの制作手帖で、連載させていただくこととなりましたPINstage代表の高崎といいます。福岡・九州を拠点に活動しています。よろしくおねがいします。

私は福岡で地元劇団の制作をしておりましたが、2003年にFPAP(エフパップ)という福岡で地域演劇振興の活動をしているNPO法人の事務局長となり、それ以降はFPAPでの活動が中心となっています。

FPAPは福岡でもっとも小劇場系劇団の利用が多い「ぽんプラザホール(108席)」を指定管理者として管理運営しています。ぽんプラザは立地やハードに恵まれていることと格安な利用料金(1日約3万円)もあり、地元の劇団が公演するときは、まず最初に利用を検討していただいているようです。
基本は貸し館ですが、東京・大阪などの他地域の劇団の福岡公演の相談にのることもあります。

昨年度の他地域の作品で言えば、以下の公演を主催または共催公演としておこなっております(●主催公演 ○共催公演)。

  • ○4月 TAKE IT EASY!×末満健一 2011 舞台版「千年女優」
  • ●6月 青年団「革命日記」
  • ○7月 下鴨車窓「人魚」
  • ●8月 最強の一人芝居フェスティバル JAPAN TOUR in福岡
  • ○9月 壁ノ花団「ヤングフォーエバー」
  • ○2月 劇団うりんこ「お伽草子」

今年度で、情報解禁されたところで言いますと7月に時間堂、8月にアマヤドリ(ひょっとこ乱舞改め)の公演が予定されています。

またFPAPでは、劇場の管理運営を行いながら、ワークショップやセミナー等、福岡・九州の地域演劇を支援する自主事業を行なっています。主だったところで言いますと、以下のような企画を行なってきました。

  • 九州戯曲賞
  • 九州7県の劇作家を対象とした戯曲賞(今年度審査員:岩松了、中島かずき、古城十忍、横内謙介、松田正隆)。
  • 九州演劇人サミット
  • 九州各地域で活躍する演劇人による公開トークセッション。
  • 観劇ディスカッションツアー
  • 地域の劇作家・演出家4、5名で東京で二泊三日の合宿。4本の演劇公演を見て劇作・演出について議論しまくる。
  • ブラッシュ
  • 若手劇作家育成のための新作戯曲のリーディング&ディスカッション企画。
  • ゲキトーク
  • 演劇に関するトーク企画(パネリスト:多田淳之介、柴幸男、中屋敷法仁)。
  • 制作者勉強会
  • 地域の制作者による勉強会。主に他地域から制作者、プロデューサーが来福する機会を捉えて開催。

以上でFPAPの支援団体としての性格が、ある程度伝わったのではないかと思います。
これからの連載では、福岡・九州の状況や、福岡から見た東京や他地域の見え方、東京から福岡公演を検討するときのポイントなどについて書いていければと考えております。
よろしくお付き合い下さい。



pro

■高崎 大志(たかさき・たいし)■
地域演劇プロデューサー NPO法人FPAP事務局長 九州地域演劇協議会理事・事務局長
高校の時より演劇をはじめ大学演劇部をへて在学中に劇団旗あげ。役者・制作・照明・舞台監督を担当。

2003年NPO法人FPAP設立、事務局長。演劇公演企画やセミナー・ワークショップ等の地域演劇振興の自主事業の企画、地域演劇の劇評や、福岡・九州の演劇状況、国内の芸術環境格差に関するレポートなども手がける。
2008-10年(財)広島市文化財団 南区民文化センター主催「若手演劇制作者育成講座」講師。09年金沢市民芸術村「地域演劇制作者のための実践的制作講座」講師。2010年福岡・九州地域演劇祭の総合プロデューサー。

NPO法人FPAP:http://www.fpap.jp/
個人ブログ:http://sakuteki.exblog.jp/
twitter:@tahahahi


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