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【サイトウォッチ】フィルムアート社刊『これからのアートマネジメント“ソーシャル・シェア”への道』書評(fringe blog)

11.08/18

fringeプロデューサー・荻野達也氏は15日、自身のブログにてフィルムアート社刊の書籍『これからのアートマネジメント“ソーシャル・シェア”への道』書評を掲載。「現場の躍動が伝わり、読者も元気のおすそ分けが受けられる」「自分もこの世界へ飛び込んでみたいと思うのではないか」など、アートマネジメント入門書として同書を絶賛している。

荻野氏によると、サブタイトルで使われている“ソーシャル・シェア”とは、「アートの力で他者とのアクセシビリティを生み出し、様々な事象をシェアすることで公共性をもたらすこと」を意味する言葉で、同書は「現代社会の閉塞的環境で、アートにしか出来ない可能性があると訴えている」とのこと。アートマネジメントを総合的に取り扱い、かつ「舞台芸術の比重が高い」ようで、「類書が現代美術に偏重しがちな中、異なるジャンル同士が理解し合える稀有な内容だ」と絶賛している。

また、特筆すべき内容として中村茜氏(プリコグ代表)による「企画/制作の進め方」という項を挙げ、「中村氏個人の経験を通じ、その理念と問題意識を明確に提示している」と評価すると共に、同氏がプロデューサーを志す人たちへ向けた「ある作家が好きだからとか、舞台芸術が好きだから、という献身的な(自己犠牲的な)態度で活動するのではなく、専門性を高め、自分の目的意識をしっかりもち、社会に芸術を根付かせる野心と辛抱強さを持って逞しく活動して欲しいと思っています」という言葉を紹介している。

■書籍『これからのアートマネジメント“ソーシャル・シェア”への道』(Next Creator Book)
【出版社】フィルムアート社
【編集】中川真/フィルムアート社編集部
【執筆者】(50音順/敬称略)
伊藤裕夫/大澤寅雄/太田好泰/片山正夫/加藤種男/暮沢剛巳/小暮宣雄/佐藤李青/
柴田英杞/相馬千秋/曽田修司/立木祥一郎/中川真/中村茜/中村政人/野村政之/
橋本誠/林容子/樋口貞幸/藤浩志/丸岡ひろみ/三ツ木紀英/森司/吉野さつき
【価格】1,785円(税込)


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