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- 桜美林大学が町田市の廃校を譲り受けホールなどを設置
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15.08/31
桜美林大学が町田市の廃校を譲り受け、スタジオやアトリエ、ホールなどを設置へ
東京都町田市は、廃校となった小・中学校に私立学校を誘致する公募事業において、事業候補者を「学校法人 桜美林学園」に決定した。桜美林大学の実践教育の場として、既存校舎を改修し、スタジオ、ホール、アトリエ、ギャラリー等を設置する計画(2018年4月オープン予定)となっている。
⇒ 旧本町田西小学校及び旧本町田中学校に私立学校を設置する事業候補者を「学校法人 桜美林学園」に決定しました
昭和30年代後半~40年代に開発された、町田駅から約3キロの木曽山崎団地地区。現在では人口は半減(1992年対比)し、5つの学校が廃校するなど、地区再生が急務となっている。同公募の目的は、廃校を「人口減と高齢化が進む団地再生の拠点」として活用すること。私立学校を誘致することで、同地区の課題である安心・安全面の充実、多世代交流の充実、防災機能の維持向上などを目指す。
契約方式は「計3万平方メートル超の用地の定期借地(50年間・賃料は別途協議)と、建物の無償譲渡」となっている。応募者は1件だった(公募期間は2014年12月1日~2015年4月30日)。
・「学園グローカルコミュニティ・ネットワークキャンパス」(※1)を設置します。
・「芸術文化学群」(※2)の学生を中心に、芸術作品・パフォーマンスを生み出すアーティストや芸術文化の普及と支援に貢献する人材の育成の場とするため、スタジオやアトリエ、ホール等の実践教育の場を設置します。
※1 大学生(生涯学習受講生・社会人学生等)を中心に「地域社会に貢献しうる実践教育」を行う
※2 演劇・音楽・造形デザイン・映画等の上演と造形の芸術分野を総合的に学習するカリキュラム
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