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総務省、クリエーターから「公共施設再生提案」募集

15.08/19

総務省がクリエーターによる「公共施設の再生提案」コンペティション実施 事業案のプロジェクト化も 

総務省は、自治体の保有する公共施設と、クリエーターのアイディアのマッチングを行う「公共施設オープン・リノベーション マッチングコンペティション」を開催している。公共施設のリノベーション提案を募集し、採択された案はプロジェクト化されるという“提案実現事業”だ。

⇒ 公共施設再生ナビ(サイト下部にコンペティション概要あり)
⇒ 公共施設オープン・リノベーション マッチングコンペティション ちらし(PDF)

総務省は、地方創生の具体策の一つとして「公共施設オープン・リノベーション」を推進しており、同コンペティションはその一環として行われる。提案者(クリエーター)は、特設サイト(「公共施設再生ナビ」)に掲載された公共空間(91件)の中からリノベーションしたい物件を選び、提案書をサイト経由で当該自治体に送信する(8月末日まで)。各自治体は実施したい提案を選定し、クリエーターと共同で応募するという、2段階のコンペティションだ。

審査員(アートディレクターの北川フラム氏ほか)による最終審査を経て、事業化が決定した提案は総務省から当該自治体への委託契約を行い、プロジェクトが開始される。委託費の総予算は1億7000万円で、5~10プロジェクトを採択予定。

総務省の資料では、公共施設オープン・リノベーションの成功事例として、「アーツ千代田3331」(廃校利用のアートセンター)などがあげられている(「地域の元気創造プラン」P.31に記載)。

<提案募集の物件を一部抜粋>
■富山市芸術文化ホール(オーバードホール):劇場前ホワイエの空きスペースの活用方法を提案募集
■播磨内陸生活文化総合センター(兵庫県):図書館が移転するため、約1,000平米の空きスペース活用が必要
■薬草園跡地(千葉県):薬草園事業を廃止し、普通財産として今後の活用方法について検討中

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