制作ニュース

「観客拡大策」2件など採択 セゾン文化財団助成

16.02/23

京都宿泊施設との「予約ホットライン」設置など支援 セゾン文化財団「2016年度助成事業」採択

公益財団法人セゾン文化財団は、2016年度助成事業の決定を発表した。「芸術家への直接支援(セゾン・フェロー)」が23件/3650万円、「創造環境イノベーション」が9件/915万円、「国際プロジェクト支援」が10件/1235万円など、総額6,500万円の採択となった。

関連リンク⇒ 公益財団法人セゾン文化財団「2016年度 助成事業および自主製作・共催事業決定のご報告」(PDF)

現代演劇・舞踊界の環境整備を支援する「創造環境イノベーション」では、2つの新プログラム『課題解決支援』『スタートアップ支援』がスタート。『課題解決支援』では「舞台芸術の観客拡大策」を課題に事業を募集し、2件を採択した。

■NPO法人劇研「京都の観光産業と劇場および舞台芸術フェスティバルとのネットワークの確立」
-年間を通して観光産業関係者と研究会を開き、宿泊施設と劇場・フェスティバル間の「予約ホットライン」を設置。
<効果測定方法>予約ホットラインによる動員数等

■横浜市芸術文化振興財団「ダンスと企業を繋ぐ観客創造プログラム」(仮称)
-地域での創客を目的に、振付家・ダンサーを企業に派遣し、WSを通じて広報宣伝のプロモーション動画を作成、配信する。劇場業務の体験、公演鑑賞も。
<効果測定方法>動画ページビュー、SNSリアクション数等

 
今後の活躍が期待される演出家、劇作家、振付家を支援する「セゾン・フェロー」には、「ジュニア・フェロー(原則2年間の継続助成)」の新規対象者に木ノ下裕一氏、篠田千明氏、スズキ拓郎氏、関かおり氏、谷賢一氏、三浦直行氏、村川拓也氏の7名が、「シニア・フェロー(原則3年間の継続助成)」では、東野祥子氏、山口茜氏の2名が選出された。

日本と海外のアーティスト間の協働事業を複数年に渡って支援する「国際プロジェクト支援」では、難民/移民問題に対して演劇的に応答し、共生の在り方を見出すという、PortB(高山明氏)のプロジェクト「ボーダーズ・アンリミテッド(仮)-移住のための学校」(開催地:フランクフルト)など4件を新規採択した。

なお、2017年度公募(2017年4月~2018年3月までの期間に行われる事業)の募集開始は、今年8月を予定している。

【あわせて読みたい!】
◇ 新たに「舞台芸術の観客拡大策」への助成も、セゾン文化財団「2016度助成事業」募集(15.08/04「制作ニュース」)

◇ 新規支援対象に西尾佳織・柴幸男・山本卓卓ら、セゾン文化財団「2015年度助成事業」決定(15.02/14「制作ニュース」)


ピックアップ記事

ニュース用未選択
王子小劇場「2024年度支援会員」募集

Next News for Smartphone

ネビュラエンタープライズのメールマガジン
登録はこちらから!

制作ニュース

ニュースをさがす
トップページ
特集を読む
特集ページ
アフタートーク 
レポートTALK 
制作者のスパイス
連載コラム
地域のシテン
公募を探す
公募情報
情報を掲載したい・問合せ
制作ニュースへの問合せ


チラシ宅配サービス「おちらしさん」お申し込み受付中