制作ニュース

大学入試で「ディスカッションドラマを創る」選考実施

15.11/13

四国学院大学の入試改革 「ディスカッションドラマ(討論劇)を創る」推薦選考を実施

平田オリザ氏が学長特別補佐を務める四国学院大学(香川県善通寺市)では、全国に先駆けた大学入試改革として『ディスカッションドラマ(討論劇)』を取り入れた2016年度推薦入学総合選考を実施した。同大学の公式サイトでは実際の出題問題も公表している。

関連リンク⇒ 新しい入試「2016年度推薦入学綜合選考」実施問題の公表について|四国学院大学

同取組は、受験者の「主体性・多様性・協働性」を多面的にきめ細かく評価するために行われた。アウトプットを意識した「グループワーク」と、その後にグループワークを振り返りながら行う個別の「インタビュー」を実施。従来の面接方式では計り知れなかった、一人ひとりの特性などがよく分かる選考方法になったという。

「ディスカッションドラマ(議論の様子をドラマにしたもの)」を創るグループワークの所要時間は1時間で、発表は8~15分。出題内容(概要)は以下の通り。※会場には情報検索に利用できるPCあり

【以下の題材で、ディスカッションドラマ(討論劇)を創りなさい】

問題①:2030年、日本の財政状況はさらに悪化し、国際通貨基金(IMF)からの支援を受け入れることに。その条件として多大な維持費がかかる本四架橋のうち二本を廃止し、一本だけを残すという提案がありました。関係各6県を代表して、どの橋を残すかを議論するディスカッションドラマを創りなさい。

問題②:先日大筋合意に達したTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に関しては、国内にも賛否両論、様々な議論があります。TPPに関して、それぞれの利害関係者を代表する登場人物を考え、この協定を巡るディスカッションドラマを創りなさい。

問題③:2020年の東京五輪では、追加種目が認められることになっており、現在、5つのスポーツが候補として残っています。この中から国際オリンピック委員会(IOC)が種目を決定します。その交渉の過程をディスカッションドラマにしなさい。

 

【あわせて読みたい!】
◇ 香川県と、平田オリザ氏が学長特別補佐を務める四国学院大学が包括連携・協力に関する協定を締結(13.10/23「制作ニュース」)

◇ 高松市のアートディレクターに多田淳之介氏が就任(15.07/15「制作ニュース」)


ピックアップ記事

第2回関西えんげき大賞、最優秀作品賞決定

Next News for Smartphone

ネビュラエンタープライズのメールマガジン
登録はこちらから!

制作ニュース

ニュースをさがす
トップページ
特集を読む
特集ページ
アフタートーク 
レポートTALK 
制作者のスパイス
連載コラム
地域のシテン
公募を探す
公募情報
情報を掲載したい・問合せ
制作ニュースへの問合せ


チラシ宅配サービス「おちらしさん」お申し込み受付中