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【訃報】脚本家・市川森一さんが死去

11.12/10

脚本家、劇作家、小説家の市川森一さんが10日、肺がんのため死去した。享年70歳。葬儀日程は未定。喪主は、妻の美保子さん。

市川さんは、1941年長崎県諫早市出身。日本大学藝術学部を卒業し、66年、子供向け特撮番組「怪獣ブースカ」で脚本家デビュー。その後、「ウルトラセブン」「傷だらけの天使」「黄金の日々」「淋しいのはお前だけじゃない」などの人気作品を数多く世に送り出す。初めての映画脚本作品「異人たちとの夏」(88年公開/大林宣彦監督)では、日本アカデミー賞・最優秀脚本賞受賞。舞台でも、シアターナインス「ヴェリズモ・オペラをどうぞ!」(98年)、青年座「乳房」(03年)等の戯曲を担当し、舞台「黄金の日々」(79年)にて「大谷竹次郎賞」を受賞した。

長年の功績が讃えられ、03年に紫綬褒章を、また、先月には旭日小綬章を受章したばかりだった。

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