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【資料収集や蓄積に力を】ワッハ上方が大阪府直営へ

14.09/09

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上方演芸に関する資料を収集・保存・活用する文化施設『大阪府立上方演芸資料館(通称:ワッハ上方)』(大阪市中央区)について、大阪府は来年度から吉本興業グループへの委託をやめて直営する方針を固めたと、9月6日付け朝日新聞デジタルが報じた。

ワッハ上方は、上方演芸(落語・漫才・講談・浪曲など)と上方喜劇に関する資料を収集・保存・活用するために1996年に開館した、全国で唯一の「笑い」の資料館。約6万点の資料を有し、過去に放送されたテレビ・ラジオの3000本に及ぶ演芸番組の視聴とともに、上方演芸・上方喜劇に関する書籍が閲覧できる。

2008年に橋下徹知事(当時)が財政負担や集客が伸びないことを問題視し、運営の見直しを進めていたといい、施設内のワッハホールは改装され2011年に吉本興業によるお笑いの劇場「5upよしもと」として開業している。

大阪府・市の文化行政の第三者機関「大阪アーツカウンシル(大阪府市文化振興会議)」は、「2015年度の予算編成に向けて 大阪アーツカウンシルからの提言」の中で、ワッハ上方について「中長期的ビジョンを打ち出し、安定した運営を」と府に提言。府は資料の収集や蓄積に力を入れるため、吉本興業グループへの委託をやめて直営にする方がふさわしいと判断したという。現在、賃料と運営費として府が年間約5千万円を負担しているが、直営でもほぼ同じになる見通しだという。


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