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早稲田大学は、「早稲田小劇場」の名を冠した劇場「早稲田小劇場どらま館」を、同大早稲田キャンパスの目の前にある劇場跡地(東京都新宿区)に建設することを決定した。YOMIURI ONLINEが28日に報じた。
早稲田どらま館は、鈴木忠志氏(現SCOT主宰)率いる劇団「早稲田小劇場」の活動拠点としてオープンし、60年代の「小劇場運動第一世代」を象徴する劇場として名を知らしめた。その後、運営母体の変更に伴い、「早稲田銅鑼魔館」「早稲田どらま館」と名称も変わっていたが、早稲田学生演劇のメッカとして長年にわたり親しまれ、多くの人気劇団や才能を輩出した。東日本大震災発生後の調査により耐震強度が不足していることが発覚、2012年に取り壊され、現在跡地は駐車場になっている。
新たに建設される劇場は、鉄骨3階建てで観客席は70席程度を予定。同大では、「早稲田演劇」のシンボルとしたい考えから、「早稲田小劇場」の名称使用を希望し、鈴木忠志氏の許諾を得たという。
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