制作ニュース

【観劇を希望する障害者と劇場・劇団を繋ぐ】「アクセシビリティ公演情報サイト」がオープン

14.07/17

,

特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(略称:TA-net)は、観劇を希望する障害者と、アクセシビリティな観劇環境構築を目指す劇場・劇団とを繋ぐ情報提供サイト「アクセシビリティ公演情報サイト」を7/14にリリースした。

同サイトは、障害をもつ観劇希望者と、アクセシビリティ公演を上演する劇場・劇団を対象としており、観劇希望者はサイト内の「検索」画面より、自分に合った観劇支援サービスのある公演情報を探し出すことができる。また劇場、劇団側は「掲載依頼」画面を通じて、提供できる支援サービスの情報を掲載することが可能だ。

TA-netは2012年に設立された団体で、廣川麻子氏が理事長を務める。イギリスの充実したアクセシビリティ観劇環境を参考に、日本でも誰もが観劇サービスを受けられるような仕組み作りの実現を目指し、障害を持つ当事者が主体となって活動している。日本では、障害者が観劇したくても自分の障害に合った支援に関する情報を得る手立てが口コミ以外にはなく、劇団・劇場側もアクセシビリティ公演の情報を公開しても、想定する障害を持つ観客を集められないという現状をふまえ、この両者をつなぐ架け橋として2013年1月からブログや Facebookで情報収集と提供を開始。それらの発展形として同サイトの制作、リリースに至ったという。作成においては、公益財団法人セゾン文化財団、公益財団法人日本財団の助成により。

現在、10公演の情報が掲載されており、今後より多くの情報が掲載されることが期待される。

なお7/18(金)18時30分〜20時30分に、東京都障害者福祉会館(東京都港区芝)にて、NPO法人メディア・アクセス・サポートセンター(MASC)を招いて映画で行われている字幕配信システムとメガネ型端末の開発の状況から、舞台での情報保障にどう繋いでいくかを考える茶話会が開催される。

◎関連サイト◎
特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークが 新しい公演情報サイト「アクセシビリティ公演情報サイト」をリリース

第8回茶話会のお知らせ|NPOシアター・アクセシビリティ・ネットワークからみなさまへ


ピックアップ記事

公募
アーツカウンシル東京 2024年度「第1回スタートアップ助成」

Next News for Smartphone

ネビュラエンタープライズのメールマガジン
登録はこちらから!

制作ニュース

ニュースをさがす
トップページ
特集を読む
特集ページ
アフタートーク 
レポートTALK 
制作者のスパイス
連載コラム
地域のシテン
公募を探す
公募情報
情報を掲載したい・問合せ
制作ニュースへの問合せ


チラシ宅配サービス「おちらしさん」お申し込み受付中