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【資金の流れを問題視】沖縄市議会が来年度の「キジムナーフェスタ」開催を見送る方針を表明

13.12/16

沖縄市(東門美津子市長)は12日、市議会12月定例会で、来年度の国際児童青少年演劇フェスティバルおきなわ(キジムナーフェスタ)を開催しない考えを明らかにした。13日付の沖縄タイムスが報じた。

報道によると、市議会9月定例会で設置された決算委員会から、同フェスタ関連予算は本会議に差し戻されていた。総合プロデューサーと運営協力団体の代表者が同一人物で、資金の流れが不透明な点などを問題視しているという。東門市長(今年度で就任8年目)は答弁で「ここで一度立ち止まってしっかり総括と検証をして、フェスタがさらなる発展に向かうために次年度の開催を見送りたい」と話した。

キジムナーフェスタは児童青少年のための国際演劇フェスティバル。1994年にスタートし、2005年からは毎年夏に沖縄市で開催されている。2012年には参加人数延べ40.391人を数え、アジア最大のファミリー向け演劇フェスティバルとなった。今年度の開催で9回目を数えている。

主催は沖縄市/エーシーオー沖縄/(特)沖縄県芸術文化振興協会/沖縄市「文化芸術創造のまち」支援事業実行委員会/(特)ITF沖縄(2013年開催HPより)。エーシーオー沖縄代表でプロデューサーとアーティスティックディレクターを務める下山久氏は、同フェスティバルの成果を評価され、今年3月には文部科学大臣賞(芸術振興)を受賞した。

◎インフォメーション◎
エーシーオー沖縄について(同フェスティバルのHPより)
1990エーシーオー沖縄演劇祭を開催。1992年「国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ」の企画調査を開始、1994年同フェスティバルを開催。2005年から沖縄市とともに国際児青少年演劇フェスティバルおきなわ(愛称:キジムナーフェスタ、8年間、延べ145カ国、321作品、1065ステージ上演)の実行団体。文化芸術に関する国際シンポジウム、セミナーも精力的に開催。国内外の芸術団体とのネットワークを築いている。創立以来沖縄発信のオリジナル作品を次々発表。海外劇団、アーティストとの国際共同制作作品多数、地元沖縄の芸能をとりいれた意欲的な作品づくりをおこなっている。

◎関連サイト◎
キジムナーフェスタ中断 予算面を問題視|沖縄タイムスプラス


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