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- 【訃報】水戸芸術館・演劇部門前芸術監督の松本小四郎さん死去
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13.11/06
水戸芸術館・演劇部門前芸術監督の松本小四郎(まつもと・こしろう)さんが10月21日死去した。享年66歳。葬儀は近親者で執り行われた。「お別れの会」が11月29日18:30より、水戸芸術館ACM劇場(茨城県水戸市五軒町1-6-8 )にて開催される予定。
松本さんは、1947年生まれ。1989年に同館演劇部門の芸術監督に就任、数多くの演劇作品を企画・制作・演出した。開館5周年記念事業として企画した「現代日本戯曲体系1~4」によって日本の現代演劇のレパートリー化を始める。また、「現代ダンスフェスティヴァル」の芸術監督として現代フランスダンスの招聘や日仏共同制作による新作公演などを手掛けたことにより、1998年フランス芸術文化功労章を授章した。その他にも、「水戸子供演劇アカデミー」「水戸市民演劇学校」といった子供や市民向けの教育プログラム・ワークショップの実施や、専属劇団「ACM (Acting Company Mito)」の展開など、演劇の普及に尽力した。
今年3月に芸術監督を退任したが、4月からは演劇部門アドバイザーとして劇場に携わっていた。著書に「劇作家の死を超えて」等がある。
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