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- 【埼玉】芸術劇場までの歩道に手形レリーフが並ぶ「ハートストリート」構想
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11.01/26
「彩の国さいたま芸術劇場」(さいたま市中央区)まで続く歩道に出演者らの手形のレリーフを設置する「ハートストリート整備事業」が進められていると、朝日新聞が報じた。
記事によると、事業対象は、JR与野本町駅南側の埼京線高架と劇場を結ぶ市道の両側計約600メートル。出演者らの手形レリーフや劇場のイメージがデザインされたバナー(旗)を設置するなどして、観劇前から観客の気分を盛り上げていこうというという試みだ。彩の国さいたま芸術劇場は、同県出身の演出家・蜷川幸雄氏を芸術監督に据えた国内屈指の舞台芸術の発信拠点である反面、最寄り駅であるJR与野本町駅周辺は非常に殺風景で、市民や利用者から「劇場を意識したアートストリートにしてほしい」という要望が出ていた。
ちなみに、さいたま市は浦和レッドダイヤモンズと大宮アルディージャという2つのプロサッカークラブのホームタウンであることから、「さいたま市サッカーのまちづくり推進協議会」を立ち上げ、浦和駅や大宮駅周辺に選手のフットレリーフを設置するなどスポーツタウンとしての働きかけを積極的に行っている。「ハートストリート整備事業」の実現によって、「アートのまち」としても認知されていくことが期待される。
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