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【訃報】女優の森光子さんが死去

12.11/14

舞台『放浪記』で2017回主演の記録を達成するなど、昭和・平成を代表する女優として名を馳せた森光子(もり・みつこ、本名・村上美津=むらかみ・みつ)さんが10日、心不全のため東京都内の病院で死去した。享年92歳。

森さんは、1920年京都市生まれ。戦前の銀幕スター・嵐寛寿郎(1903-1980)の従妹だったことから芸能界入りし、1935年、寛寿郎主演映画『なりひら小僧・春霞八百八町』でデビュー。映画や舞台で活躍するほか、歌手としても活動した。終戦後は、1949年より肺結核の療養のため約3年間芸能活動を休止するが、1952年にNHKのラジオ番組で芸能界に復帰。1958年、梅田コマ劇場の舞台『あまから人生』での演技が劇作家・菊田一夫の目にとまり、初めて東京・芸術座の舞台を踏む。1961年には菊田作・演出による芸術座公演『放浪記』の作家・林芙美子役で初主演。同作は、その後2009年まで約半世紀に渡り上演され続け、大女優・森光子の代名詞とも呼べる終生の代表作となった。

また、1965年スタートのドラマ『時間ですよ』シリーズ(TBS)やワイドショー『3時のあなた』など、数多くのテレビ番組にも出演し、お茶の間の人気者となった。舞台女優としての代表作はほかに『おもろい女』『雪まろげ』など多数。2010年2月の帝国劇場『新春 人生革命』に出演したのが最後の舞台となった。1984年に紫綬褒章、1998年に文化功労者、2005年に文化勲章を受章。2009年には女優として初の国民栄誉賞を受賞した。

葬儀は、生前の本人の希望により14日に家族葬を済ませた。本葬の予定は改めて発表される。

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