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- 【市民オペラの規範と評価】『第10回佐川吉男音楽賞』にまつもと市民オペラ「魔笛」
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12.08/10
中小オペラ団体を対象に特に優れた成果をあげた作品に贈られる『第10回佐川吉男音楽賞』が発表され、今年1月に上演された、まつもと市民オペラ「魔笛」(主催:まつもと市民芸術館)が受賞した。また、シアターχ主催のオペラ「あえて, 小さな『魔笛』」が奨励賞を受賞した
同音楽賞は、音楽評論家・音楽ジャーナリストとして活動した故・佐川吉男氏の功績を讃えるため2003年に創設された。
正賞に輝いた「まつもと市民オペラ」は、長野県松本市の地元にオペラ文化を育むことを目的として活動。今回は公募で選ばれた「市民オペラ合唱団」に、指揮の城谷正博氏、演出の白井晃氏、ほかプロのソリストらが加わり構成されていた。
受賞理由として、同賞実行委員は「市民オペラの一つの規範とも呼べるものであった。(略)『ひとつの高邁な見識のもとに努力し作り上げたオペラが、計り知れない魅力を持つ』という自明の理を見事に証明した」と高く評価した。
また、奨励賞を受賞したシアターχについては、「創意に富み、かつ質の高い小劇場オペラの可能性を今日のオペラ界に提示している。(略)オペラの普及に大きく貢献している」とコメントしている。
表彰式は、9月に東京で行われる。
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佐川吉男音楽賞|関西クラシック音楽情報
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