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- 【大分市まちづくり】イベント開催をサポートする連携組織「マッチクリエイト」発足
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12.05/13
10日、大分県大分市の中心市街地でのイベント開催をサポートする民間の連携組織「マッチクリエイト」が発足した。事務局は、株式会社大分まちなか倶楽部(大分県・大分市)が務める。
同組織は、NPO法人や学生団体、芸術グループなどが開くイベントのとりまとめを行う。場所選び、行政への届け出代行、他団体とのコラボレーションへの働きかけなどを通じて、経費節減や集客力向上に貢献することを目的とする。中心市街地では、商店街、公園、路上などで休日を中心に多くのイベントが開催されているが、同種のものを別々の団体が開催する例が多く、会場や路上使用のための手続きに手間取ることが課題だった。今後は同組織の仲介で、気軽にイベントが開催できるにぎわいのある街をつくることがねらい。
発足時の加盟団体は約30団体。音楽、美術、演劇、デザイン、建築家グループのほか、祭りなどのイベント団体、県立高校や県教委文化課も加盟している。
同日、大分市の商店街組合事務所で行われた設立総会には、加盟団体の代表らが出席。同組織の代表でグラフィックデザイナーの足立篤志氏は「数年後に新大分駅ビルや新県立美術館、都心南北軸整備がそろう。ソフト面の充実も非常に重要。イベントを一本化し楽しい街づくりに貢献したい」と、今後の展望について述べたという。
同組織は『まちづくり協賛型自動販売機・マッチバコ』設置も進めている。地元の自販機管理会社である株式会社シーアールが協力し、売り上げの5%をイベント費用に還元する仕組み。今年4月中旬に、中心市街地のアーケード商店街・ガレリア竹町に第1号が設置され、現在は6台が稼働。今年度中には市内に100台設置し、数百万円の資金調達を目指している。
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