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- 【スマホでカード決済へ】ペイパル、ソフトバンクとの合弁会社で新サービス
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12.05/11
ネット通販サービスで知られる電子商取引大手のイーベイ社(米国・サンノゼ)は9日、傘下の電子決済大手・ペイパル社(同)の日本法人を分離させ、ソフトバンク株式会社(東京・東新橋)との合弁会社「ペイパルジャパン」を設立すると発表した。新会社は、小規模小売店がスマートフォンを使ってクレジットカード決済を行える新サービスを展開するという。
イーベイ社とソフトバンク社は、10億円ずつ出資して新会社を設立する。現在ペイパル社が日本で展開している事業は、新会社に引き継がれる。
新会社により提供される新しいサービスは、「小型のカード読み取り装置をスマートフォンのイヤフォン・ジャックに取り付けることで、カード決済機能を持たせる」というもの。スマートフォン用のカード読み取り装置は1200円、新会社はすべての決済に5%の手数料を徴収する予定。これにより、従来よりもクレジットカード決済を簡単に行えるようになる。
ソフトバンク社によると、現在日本では小規模小売店のおよそ4分の3が現金決済しか受け付けていないという。小売店でのカード決済は、小売店の決済全体の12%にとどまる。小規模小売店にカード決済が普及していない理由として、カード読み取り装置が10万円以上すること、毎月手数料を支払う必要があることが挙げられている。
ペイパル社の公式サイトにおいて、新サービスを使った決済のデモ動画を見ることができる。サービスは限定的に提供を開始し、7月に本格稼働する予定。
◎関連サイト◎
ペイパルがソフトバンクと合弁会社―スマホでカード決済|ウォール・ストリート・ジャーナル日本版
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