大阪の劇場「インディペンデントシアター」（大阪市浪速区）で、今年度開催する「in→dependent theatre PRODUCE#17『INDEPENDENT:12』」の関連企画として、「トライアル枠」の参加者を現在募集している。
応募締切は6月11日(月)必着。

「INDEPENDENT」は、同劇場が毎年11月に開催している一人芝居フェス。昨年夏には06～10年のベストセレクションで全国ツアー(大阪・東京・札幌・仙台・福岡・沖縄)を開催。さらに12回目を迎える今年は、札幌(「INDEPENDENT:SPR」／5月4日～5日)・三重(「INDEPENDENT:TSU」／6月9日～10日）・福岡(「INDEPENDENT:FUK」／月11日～12日)で地域版の開催もスタートする。

同フェスティバルの出演者は、演劇経験や一人芝居経験を考慮してプロデュースチームからのオファーによるラインナップと、若手や一人芝居未経験者が対象の公募制の「トライアル枠」によって構成されている。

募集対象者は「志のある表現者」。応募の主体は俳優でも脚本演出家でも構わないが、「上演主体である俳優が決定しユニット構成が確定していること」が条件。演劇だけでなく、コンテンポラリーダンス、朗読劇、落語、オムニバスコントなども可能としている。

審査方法は、一次審査で書類選考（エントリーシートあり）を実施、二次審査では公開プレゼンテーションを行い、観客からの投票にプロデュースチームの意向を合わせて、11月の上演ユニット2組を選出する。最終審査では、「INDEPENDENT:12」にてトライアルとして実際に作品を上演（2ステージ）。その舞台をプロデュースチームが観劇し、本編参加作品にふさわしいと判断した場合は、次年度に開催される「INDEPENDENT：13」のシード権が贈られる。昨年トライアル上演した、中嶋久美子『次の場所までさようなら。』は、今年開催される地域版の札幌、津(三重)に招聘されることが決定している。

様々な企画を打ち出し関西の演劇シーンを牽引するインディペンデントシアター。同劇場ブログでは全国各地からの応募を呼びかけるとともに、「一人芝居の既成概念を覆すような作品を期待します」とコメントしている。

◎関連情報◎
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