制作ニュース

文化庁平成28年度「劇場・音楽堂等活性化事業」

16.04/08

トップレベル／地域のリーダー的役割を担う劇場・音楽堂を採択　文化庁「平成28年度劇場・音楽堂等活性化事業」

文化庁は1日、平成28年度「劇場・音楽堂等活性化事業」採択結果を発表した。応募件数223件、採択件数182件、合計額は28億6,400万円。

同事業は「劇場、音楽堂等の活性化に関する法律（通称：劇場法）」を踏まえ、劇場・音楽堂等が行う実演芸術の創造発信や、専門的人材の養成、普及啓発、ネットワーク構築等を支援するもの。以下4事業にわかれる。

(1)特別支援事業
－トップレベルの劇場・音楽堂等の活動を支援
・彩の国さいたま芸術劇場（6,230万円）
・可児市文化創造センター（4,700万円）
・北九州芸術劇場（4,270万円）
など15件採択

(2)共同制作支援事業
－複数の劇場・音楽堂等が実演芸術団体と共同で行う創造活動を支援
・東京芸術劇場共同制作オペラ『蝶々夫人（新演出）』（5,850千円）
など3件採択

(3)活動別支援事業
－地域のリーダー的役割を担う劇場・音楽堂等が地域住民等とともに取り組む公演事業、人材養成事業等を支援
・扇谷記念スタジオ・シアターZ00（969万円）
・いわき芸術文化交流館アリオス（3,025万円）
・富士見市民文化会館キラリふじみ（2,382万円）
・こまばアゴラ劇場、アトリエ春風舎（4,260万円）
・富山県利賀芸術公園（2,218万円）
・鳥の劇場（2,480万円）
など99件採択

(4)劇場・音楽堂等間ネットワーク構築支援事業
－劇場・音楽堂等又は実演芸術団体が企画制作する巡回公演を支援
・ふらの演劇工房／チョコレートケーキ『治天ノ君』（約480万円）
・株式会社キューブ／『KERA吉田2016（仮題）』（約300万円）
・三重県文化振興事業団／キャラメルボックス『嵐になるまで待って』（約940万円）
・吹田市文化振興事業財団／『三代目、りちゃあど』（多言語対応公演・約680万円）
など65件を採択

※採択一覧より、主に演劇・舞踊関係の一部を紹介

◇ 増額分野は？文化庁が来年度予算の概算要求を発表（15.09/04）

【こちらもチェック！】
◇ 平成27年度「劇場・音楽堂等活性化事業」採択一覧（PDF）