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「障がい児と家族のための演劇体験 オープンディ」開催

16.02/19

研究者・演劇人も対象、オープンディを通じて“目に見える活動”へ「障がい児と家族のための演劇体験」シアタープランニングネットワーク

NPO法人シアタープランニングネットワークは、障がいや病気のために、劇場で舞台芸術を鑑賞できない子どもたちに演劇的体験を届ける「ホスピタルシアタープロジェクト」の一環として、障がいをもつ子どもたち、その家族や介護者、研究者・演劇人を対象とした『妖精の国 障がい児と家族のための演劇体験 オープンディ』を開催する。3月5日(土)・6日(日)の二日間、各回90分/計3回の実施で、会場はこども教育宝仙大学4号館(東京都中野区中央)。定員は各回40名程度(障がい児・子ども16名/一般24名程度)で、参加費は子ども500円、大人1,000円。要事前申し込み。

関連リンク⇒ Hospital Theatre Project 2015

妖精の国

身体的障害をもつ人々に対しては、観劇支援サービスなど様々活動が展開されつつある一方、ADHD(注意欠陥/多動性障害)や自閉症、ダウン症等といった学習障がい者・児に対しての取り組みは、現時点では非常に限られているという。
同プロジェクトはこれまで、子どもたちを疎外しがちな舞台と客席の区切りを排除し、じっとしていられない子どもたちが舞台に飛びこむことも想定した参加型パフォーマンスを障がい児のディサービスや病院等で巡演。今回は、障がいをもつ子どもたちの芸術体験の重要性を喚起し「目に見える活動」とするべく『オープンディ』が企画された。

当日はパフォーマンスを鑑賞するだけでなく、会場である校舎内の様々な教室で繰り広げられるテアトリカルな遊びが体験できる。(2月中~下旬に行われる)巡演公演の出演者に加え、音楽家や俳優らも多数参加する。

<今回の企画に寄せて>(フライヤーより抜粋)
大人の決めたルールが守れないからといって、どうして子どもたちが劇場から疎外されなくてはならないのでしょうか。子どものための公演を銘打たれていても、子どもの舞台への自然な反応や疑問が封じられてしまうことすらあります。

いま英国全土で、「リラックス・パフォーマンス」という取り組みが広がりを見せています。様々な障がいをもつ人々、幼い子どもたちが、家族や友達とともに、誰を気兼ねすることなく、メインストリームの公演を鑑賞できるよう、照明や音響に配慮、また必要な介助や支援を提供するという試みです。

私どもは障がいや病気の有無にかかわらず、一人ひとりの子どもが『子どもの権利条約』の精神と実践のもとで守られ、権利を行使することができる寛容のある社会を求めたいと願っています。そのための「ホスピタリティ」のあり方を探るのが「ホスピタルシアタープロジェクト」であり、そして、それを「目に見える活動」にするためのオープンディです。「妖精の国」の探検にぜひともご参加くださいませ。

 
【あわせて読みたい!】
◇ 同プロジェクトが採択された「芸術文化による社会支援助成」ほか、アーツカンシル東京「H28年度助成」公募開始(16.02/03「制作ニュース」)

【こちらもチェック!】
◇ 日本芸術文化振興会プログラムオフィサーの中山夏織氏が代表理事を務める「NPO法人シアタープランニングネットワーク」公式サイト


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