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- 【訃報】浪曲師の国本武春さん死去
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15.12/25
【訃報】浪曲師の国本武春さん死去
浪曲師の国本武春(くにもと・たけはる、本名:加藤武=かとう・たけし)さんが24日、脳出血による急性呼吸不全のため東京都内の病院で死去した。享年55歳。葬儀は近親者で営まれ、後日お別れの会が開かれる予定。
国本さんは、1960年生まれ、千葉県出身。父母はともに浪曲師で、1981年に東家幸楽に入門、国本武春を名乗り浪曲師となった。83年には西武劇場(現パルコ劇場)で寺山修司作『青森県のせむし男』にて美輪明宏と共演、その後も従来の浪曲にとどまらない三味線の弾き語りスタイルで活躍した。ワハハ本舗やラッパ屋への客演など舞台出演も多数で、NHK・Eテレの子ども番組「にほんごであそぼ」では、うなりやベベン役などで人気を博した。
1995年に文化庁芸術祭賞演芸部門新人賞、浅草芸能大賞新人賞を受賞。2000年に芸術選奨文部大臣新人賞(大衆芸能部門)受賞。2003年には文化庁による第一回文化交流使として米国テネシー州イーストテネシー州立大学に派遣された。
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