舞台芸術の祭典『フェスティバル/トーキョー11』（9/16～11/13@都内各所）のラインアップ発表記者会見が6日に開かれ、主催作品13演目、公募プログラム11演目、参加作品6演目、提携事業1プログラム、その他関連企画の全貌が明らかになった。

今回で4回目となる『フェスティバル/トーキョー11』（以下、F/T11）は、これまでメイン会場として使用していた東京芸術劇場が改修工事中ということもあり、ビルの屋上や公園等、野外で行なわれる作品が多く含まれているのが特徴的だ。“野外劇の雄”とも称される「維新派」は、西武池袋本店の屋上を舞台に実に20年振りの“東京”野外公演に挑む。

また、前回からスタートした「公募プラグラム」は、今回よりコンペティション形式となり、新しい価値の創出が認められた優秀作品に対し「F/Tアワード」が授与される。

プログラム・ディレクターの相馬千秋氏は、「F/Tは、震災と正面から向き合う。現実が虚構を越えてしまったとき、私たちは言葉を失い、自分の想像力では何も対応出来ないという悲観的な感覚をもってしまう。それでも演劇や、同時代の表現というものが、途方もない現実に対して、一歩引いて批評的な立場から何かを考え、言語化するべき、つまり語るべきなのではないかと。それがF/Tからの問いです。我々が生きている不安定で不確実な現実を、アーティストの力で発信していくことが極めて重要なことだと思う。」と、コンセプトを語った。

各公演のチケット発売は、8/28(日)10:00から。

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<<フェスティバル情報>>
フェスティバル/トーキョー11
■日時：9/16(金)～11/13(日)
■会場：
都立夢の島公園内、多目的コロシアム、豊洲公園西側横　野外特設会場、
西武池袋本店 4階 まつりの広場、にしすがも創造舎、自由学園明日館、あうるすぽっと、
彩の国さいたま芸術劇場、シアターグリーン
■公式サイト：http://festival-tokyo.jp/

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<<主催作品>>
宮澤賢治/夢の島から
『じ　め　ん』（構成・演出：飴屋法水）
『わたくしという現象』（構成・演出：ロメオ・カステルッチ）
■日時：9/16(金)～ 17(土)
■会場：都立夢の島公園内 多目的コロシアム

『無防備映画都市―ルール地方三部作・第二部』（作・演出：ルネ・ポレシュ）
■日時：9/21(水)～25(日)
■会場：豊洲公園西側横 野外特設会場

維新派『風景画―東京・池袋』（構成：松本雄吉）
■日時：10/7(金)～16(日)
■会場：西武池袋本店 4階 まつりの広場

Port B『Referendum – 国民投票プロジェクト』（構成・演出：高山 明）
■日時：10/11(火)～11/11(金)
■会場：インターネット上、および東京都内各所（予定）

遊園地再生事業団『トータル・リビング　1986-2011』（作・演出：宮沢章夫）
■日時：10/14(金)～24(月)
■会場：にしすがも創造舎

カオス*ラウンジ『カオス*イグザイル』
■日時：10/22(土)～11/6(日)（予定）
■会場：秋葉原エリア（予定）

白井剛『静物画―still life』（構成・振付・演出：白井剛）
■日時：10/27(木)～30(日)
■会場：自由学園明日館 講堂

岡崎藝術座『レッドと黒の膨張する半球体』（作・演出：神里雄大）
■日時：10/28(金)～11/6(日)
■会場：にしすがも創造舎

ジェローム・ベル『ザ・ショー・マスト・ゴー・オン』（構成・演出：ジェローム・ベル）
■日時：11/12(土)～13(日)
■会場：彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

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<<公募プログラム作品>>
鳥公園『おねしょ沼の終わらない温かさについて』
KUNIO『エンジェルス・イン・アメリカ』
バナナ学園純情乙女組『バナ学バトル★☆熱血スポ魂秋の大運動会!!!!!』
捩子ぴじん『モチベーション代行』
ピーチャム・カンパニー『復活』
ジョン・グムヒョン『油圧ヴァイブレーター』(韓国)
村川拓也『ツァイトゲーバー』
ランドステージング・シアター・カンパニー『River! River! River!』(中国)
モダン・テーブル『アウェイク』『ダークネス・プンバ』(韓国)
チョイ・カファイ『ノーション：ダンス・フィクション』(シンガポール)
ロロ『常夏』

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