制作ニュース
2013年11月から1ヶ月間、東京・池袋を中心に開催された舞台芸術の祭典「フェスティバル/トーキョー(F/T)13」。「物語を旅する」というテーマで展開されたF/T13の30日間をまとめた書籍「F/T13ドキュメント」が20日に同実行委員会事務局より発売される。定価1,400円(税別)。
同書では、岡田利規、高山明、宮沢章夫らが登壇したシンポジウム『演劇の未来』(12/2開催)の採録や、「東京にはどんなフェスティバルが必要か」と題して行われた市村作知雄(F/T14ディレクター)、相馬千秋(F/T09〜13 プログラム・ディレクター)、高萩宏(東京芸術劇場)、平田オリザ(劇作家・演出家・青年団主宰)らによる座談会ほか、岩城京子、扇田昭彦、藤原ちから、シュテファニー・カープら国内外19名による論考、劇評などを収録。演劇を多角的に捉えた盛りだくさんの内容となっている。
◎インフォメーション◎
「F/T13ドキュメント」
■コンテンツ
[シンポジウム『演劇の未来』収録]
ハンス=ティース・レーマン×シュテファニー・カープ×岡田利規×高山明×ダニエル・ヴェッツェル×宮沢章夫(司会:林立騎)
[座談会]
●「物語を旅する」
岡田利規×小沢 剛×保坂健二朗×松井周(司会:相馬千秋)
●「東京にはどんなフェスティバルが必要か」
市村作知雄×内野儀×相馬千秋×高萩宏×林 立騎×平田オリザ×野村政之×三好勝則(モデレーター:吉本光宏)
[特集 フェスティバルが見せた「トーキョー」]
Port B『東京ヘテロトピア』、リミニ・プロトコル『100% トーキョー』
[F/Tアワード受賞者インタビュー]
中国で、世界につながるニューウェーブを――ワン・チョン(薪伝実験劇団)
[国内外19名による論考、劇評]
島貫泰介、管啓次郎、セバスチャン・ブロイ、岩城京子、シュテファニー・カープ、桜井圭介、森村泰昌、藤原ちから、扇田昭彦、藤原敏史、梅山いつき、新川貴詩、内野儀、松井みどり、東浩紀、松井周、佐々木 敦、鴻 英良、森山直人(掲載順)
■定価:1,400円(税別)
■単行本(ソフトカバー): 216ページ