鳥の劇場（鳥取県鹿野町）で今夏募集されていた「鳥取の鳥の劇場で作品作りをしたい演出家」に、西田シャトナー氏が選出された。また演出家が選んだ主演俳優1名は保村大和氏に決定。同劇場に1ヶ月間滞在し、劇場所属俳優やスタッフとともに創作を行う。

このプログラムは、同劇場の活動のひとつ「試みるプログラム」の一環として行われる実験的企画。今回選出された西田氏は、神戸大学在学中の1990年に腹筋善之介氏、保村大和氏、佐々木蔵之介氏らとともに劇団「惑星ピスタチオ」を旗揚げ。「パワーマイム」「カメラワーク」といった独特の演出によって、宇宙的・歴史的規模の壮大なストーリーをも舞台上で表現、その圧倒的な世界観は多くの観客の心を掴み、瞬く間に2万人の観客を動員する人気劇団となった。2000年に劇団解散後は、個人として演劇活動を続け、常に演劇の最前線を歩いている。また「折り紙作家」としても活動、ワークショップや個展を開催し、折り紙の業界でも高い評価を得ている。

鳥の劇場での公演は、来年2月1日(土)・2日(日)の2日間、2ステージの予定。