上演時間60分以内の短編作品を公募した、『第1回せんだい短編戯曲賞』（公益財団法人仙台市市民文化事業団・仙台市）の最終候補11作品が決定した。これらは6月30日（日）まで公式ウェブサイトにて閲覧が可能だ（作品の無断転用・複製・無許可での上演は厳禁）。

同コンクールは年齢、経験を問わず、次代の演劇を担う人材を応援することを目的として創設。公募には、居住地を問わず全国から161篇の作品が集まった。選考は、5名の選考委員（小室明子氏【札幌／NPO法人コンカリーニョ】、岡田康之氏【新潟／りゅーとぴあ】、木元太郎氏【東京／こまばアゴラ劇場・アトリエ春風舎】、平松隆之氏【名古屋／うりんこ劇場】、相内唯史氏【大阪／インディペンデントシアター】）により行われ、大賞作品には賞金として総額50万円（複数作品が選出される場合あり）が贈られるほか、最終候補作品は一冊の本として出版が予定されている（2013年8月予定）。

大賞作品の発表は2013年7月1日の予定。また大賞作品のリーディング公演が2013年8月17日（日）に開催が決まっている。

◎インフォメーション◎
■「第1回せんだい短編戯曲賞」最終候補作品※作家名の五十音順

『止まらない子供たちが轢かれてゆく』綾門優季 （東京都）
『アマゾン』石神夏希（神奈川県）
『三月十一日の夜のはなし』オノマリコ（神奈川県）
『耄碌車リン軸ヂャヤ』カゲヤマ気象台（東京都）
『目病み猫と水のない水槽』川津 羊太郎（熊本県）
『パーマ屋さん』工藤千夏（東京都）
『この青空は、ほんとの空ってことでいいですか？』佐藤茂紀（福島県）
『三月の葡萄』西史夏（兵庫県）
『親愛なる我が総統』古川健（東京都）
『Zero Plus (0+)』三井快（東京都）
『人の気も知らないで』横山拓也（大阪府）

◎関連サイト◎
せんだい短編戯曲賞 | せんだい演劇工房10-BOX