制作ニュース
大阪の小劇場「ロクソドンタブラック」(阿倍野区阿倍野筋)は1日、公式サイトにて新体制を発表した。統括ディレクターとしてARTCABINET代表の井上美葉子氏、プログラムディレクターとして劇団制作社代表の樺澤良氏を迎えるなど、外部から新しい血を加え、全国との連携による質の高い作品の招聘を目指す。
同劇場は児童劇団「KIO」芸術監督で、「TACT/FEST(国際児童青少年芸術フェスティバル)」プログラムディレクターでもある中立公平氏がプロデューサーを務める小劇場で、これまでも若手の発掘を目的としたコンクールやワークショップ、レジデンス事業などを積極的に展開してきた。今回、大阪在住のワークショップデザイナーであり、舞台制作者としても「大阪ショートプレイフェスティバル」プロデューサーや「サンケイホールブリーゼ」職員などを歴任してきた井上氏と、東京を拠点に「庭劇団ペニノ」「劇団鹿殺し」「劇団、江本純子」「バナナ学園純情乙女組」などの小劇場カンパニーの公演制作から、舞台芸術のための稽古場施設「水天宮ピット」の制度設計まで幅広く携わってきた樺澤氏が加わったことで、同劇場が「これまで課題であった」とするスタッフ面の強化を図った。
総合プロデューサーとなった中立氏は公式サイトにて、「より質の高い作品を他地域からも招聘し、舞台芸術の今を表現して行く」とし、さらに「TACT/FESTとの連携により、国際共同制作や海外フェスティバルへの斡旋をはじめます」と宣言した。
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ロクソドンタブラックリニューアル|ロクソドンタブラック公式サイト
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