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【ロミジュリも規制対象?】日本劇作家協会が東京都条例改正案への反対文発表

10.12/08

一般社団法人日本劇作家協会は6日、協同組合日本シナリオ作家協会との連名で『東京都青少年の健全な育成に関する条例の再改定案に反対するアピール』と題した声明文を発表した。

これは、石原都知事が東京都議会に提出し、去る11月22日に公表された「東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例案」に対して抗議したもの。声明文によるとこの再改定案は、先に問題視された「非実在青少年」という文言は削除されたものの、「十八歳未満の青少年の性行為を規制する内容は、実質、温存されたまま」で、ともすると『ロミオとジュリエット』『三人吉三』『源氏物語』『欲望という名の電車』等の作品までもが規制対象になりかねないとし、「改正ではなく改悪である」と強く抗議している。

さらに、インターネット利用の条項についても、「本来青少年の教育指導について第一次的な役割を担う家庭での教育に対し、行政の介入、さらに曖昧な定義に基づく実質的な規制を行うとするもの」であり、憲法違反ではないかと指摘している。

現在審議中の同条例は、賛成多数の場合、12月15日には可決・成立の可能性が高まっていると報道されている。

◎『東京都青少年の健全な育成に関する条例の再改定案に反対するアピール』全文

◎『東京都青少年の健全な育成に関する条例の再改定案』


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