制作ニュース

舞台制作者意識調査「ワーク」編

10.09/16

こんにちは、ラボ部員の鈴木です。
お待たせしました!
まずは、制作者さんの「印象深いエピソード」からご紹介します。
じ~んとするものから、ちょっと笑えるものまで。
それでは、いってみましょ~!

制作さんの仕事をして出会った、
印象深いエピソード

・良い制作の条件とは「美味しいお弁当調達ができること」と舞台に関わり
はじめの頃に教わりました。
劇場制作の仕事に就き、あるアーティストのためにコンロを用意したとき、
その言葉を広い意味で実感しました。(20代 女性)

・一日一日メンバーの熱意が変わっていくことを目の当たりにすることが印象深いです。
また、僕らが変化していくなかで、
お客さんたちが僕らにくれるあたたかい眼差しの一瞬一瞬が印象深いです。
(大きなエピソードもたくさんありますが、
自分の印象により強く残るのは上記のような日常の瞬間です) (30代 男性)

・制作の荒を探すのはいつも制作(20代 男性)

・短編3本のオムニバスで、1本目が終わる頃、
通りがかった外国人のお客様に英語で「無料でちょっとだけ覗かせて!面白かったらお金払ってみるから」と言われた。
日本語はわからないようだったので、すべて日本語の作品であることをお伝えして無料で通した。
2本目だけを見て、よくわからなかったと出て行かれた。(20代 男性)

・前年に来場した観客(子ども)が、成長して「きょねんはうまくいえなかったんだけど、
ホントはこうおもってたんだよ」とお芝居の感想を教えてくれた。(20代 女性)

・開場前にいらしたお客様が杖を使っている方で、
立って待つのがしんどそうだったので椅子をお出ししたらちょっと驚くくらい喜ばれた(20代 女性)

・いろいろなことに出会いましたが、 むりくり立ち見で入れたお客様に、
見づらかったのでは、逆にこんなんだったら入らなきゃよかった と怒られるかとドキドキしていたら、
終演後、観れてよかったと喜ばれたこと。
普段あまり観客数に恵まれていないと、ここぞとばかりに入れてしまうので、
かなり過酷な客入れになってしまうことがあります…
あと、運搬を兼ねて車で劇場に向かっていたら、渋滞に巻き込まれて、
当日券の販売が40分押したこと。2度とやってはならないこと。(40代 男性)

・客席にペット(犬)の持ち込み(20代 女性)
いかがでしたか?
ちょっと想像力を働かせると、
お客様が喜んでくれることがいろいろ思いつきそうですね!
しかし、客席に犬のお持ち込みとは・・・びっくりです。
さまざまなお客様がいらっしゃるので、その都度の対応が求められますね。
いろんな状況を乗り越えて、制作さんは成長していくのでしょうか。
ちなみに、私が制作をやっていたときの忘れられないエピソードは、
ちょうど今頃の寒い冬の夜、道案内をするのに外に立っていました。
あまりの寒さに弱気になりかけたとき、
通りがかりのおばあちゃんから、「がんばってね」とみかんとガムをいただきました。
優しさがしみました。

制作さんのあるあるエピソード

さて、お次は制作さんのよくあるエピソードをご紹介いたします!
思わず「あるある!」とうなずいてしまうかも?
それでは、いってみましょ~!

・割といつも使っている劇場が フラットな部分が多いので、前のお客様の背が高くて、
後ろのお客様が見えづらそうにしているのを、 平謝りして大きい人に移動してもらうこと…(40代 男性)

・チェック指示をしていても、細部まで連絡が届いていない。(30代 女性)

・関係者全体に伝える必要があるためメーリングリストという手段をとるのだが、
一番肝心な「熱意」が届かないのが非常にもどかしい。
「メールで伝えたから、はい、おしまい」では伝えたことにはならない。
結局、“メールは非常に不便なものだ”という結論。(30代 男性)

・劇団名がちょっと違う風に呼ばれる。(30代 女性)

・自分が一番ケータリングのお菓子を食べている気がする。(20代 女性)

・小劇場にお手伝いに行った先で「あの人は○○系の人でね」と大学名を言われる。
よくわからない派閥意識気持ち悪いけどうらやましいといつも思う。(20代 女性)

・制作が意地悪小姑、もしくはイビリお局に化している。(20代 男性)

・てんぱる。両替をたのまれる。(30代 男性)

・つかれる。報われてる感を自分自身で見つけ出すしかない。(30代 男性)

・(自由席にて)最大席数を埋めたはずなのに、半券を数えてみると
そんなに入っていない(20代 女性)
共感したエピソードはありましたか?
私は、「てんぱる」や、「ケータリングのおかしを自分が一番食べてる」という言葉には
思わずうんうんと、うなずいてしまいました。
疲れると甘いものがほしくなるので、ついつい手が伸びちゃうんですよね。
「メールでは熱意が伝わらない」や、「連絡が細部まで行き届かない」も分かります!
人数が多くなるほど、全員での意識統一は難しいですね。
何か工夫して改善できればいいのですが・・・今のところ思いつきません。
いい方法をご存じの方は、こっそり教えていただけるとうれしいです。 いかがでしたか?
次回は、制作者さんが必要としているスキルについての報告です。
お楽しみに。

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