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【新しいオペラ鑑賞方法の実用可能性を検証】オペラ字幕を「スマートグラス」に表示、新国立劇場で実証実験

14.03/01

オペラ字幕を、眼鏡のように簡単に装着できる「スマートグラス」に表示する実証実験が、新国立劇場のオペラ研修所公演(2/28~3/2)にて行われている。実験は電通国際情報サービス(ISID)、セイコーエプソン、新国立劇場運営財団、Zimakuプラスと共同で行われる。劇場関係者および新国立劇場友の会会員などの15名が被験者として参加予定(一般からは参加できない)。

通常オペラを観劇する際、大型LED表示機で表示される日本語訳の字幕を見るたびに視線を舞台から外すことになり、作品への没入感が損なわれてしまうという課題があった。今回の実証実験は、眼鏡のように簡単に装着し、シースルーで舞台の好きなところを観ながら同時に字幕も見られる「スマートグラス」の字幕表示を検証する。また合わせて、複数の字幕情報を観客側で選択表示できる機能を提供し、将来的な多言語字幕対応の実現可能性も検証するという。

◎インフォメーション◎
■実証実験における4者の役割(セイコーエプソン株式会社のニュースリリースより抜粋
【エプソン】
4月24日に発売予定の新型スマートグラス「MOVERIO BT-200」を提供。
【新国立劇場】
新国立劇場・中劇場で上演する新国立劇場オペラ研修所公演「ナクソス島のアリアドネ」(2月28日から3月2日の3公演)における実証実験に協力。
【電通国際情報サービス】
Wi-Fiを利用したエリア限定型の配信プラットフォーム「potaVee」を提供し、本オペラの舞台進行と連動した字幕情報を「MOVERIO BT-200」にリアルタイムで配信。また字幕機材(MOVERIO BT-200)用アプリケーションの開発も行う。
【Zimakuプラス】
本オペラの字幕制作、字幕送出サーバーの提供、字幕送出オペレーション、会期中の実証実験の現場運営を行う。


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