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【新たなフリンジ企画へ】KYOTO EXPERIMENT 2013「オープンエントリー作品」募集

13.02/21

秋に京都で開催される国際舞台芸術祭「KYOTO EXPERIMENT」フリンジ企画が、今年から新たに2つの形態で行われることが明らかになった。一つは、昨年の公開プレゼンテーションを経て選ばれた演出家・羽鳥嘉郎氏によるプログラム、もう一つは、アーティストがその活動を発信する機会をふやす「オープンエントリー作品」。「オープンエントリー作品」は、フェスティバル開催期間中に京都府下で発表される作品なら誰でもエントリー可能。審査はない。参加登録締切は3月31日。

「KYOTO EXPERIMENT」は、2010年からスタート。今年で4回目となる。プログラム・ディレクターの橋本裕介氏がセレクトする公式プログラムと、その周辺で行われるイベントのフリンジ企画から成る。フリンジ企画には、「国内の若手アーティストの活動を発信する機会を増やす」、「『新しい表現を模索しようとする人が、自ら場を拓く』機会をつくる」、という2つの目的があり、2010年から2012年の3年間、演出家・杉原邦生氏のコンセプトを基に若手アーティストの舞台作品が紹介されてきた。

昨年行われたフリンジ「PLAYdom↗」では、次代を担う演出家・振付家・制作者・プロデューサーによる、京都及び関西の舞台芸術シーンを活性化させるフリンジ・プログラムの新プランを公募と公開プレゼンテーションが行われた。そこで「劇は使える、ダンスは使える」というコンセプトのもと、ワークショップやインストラクション(指示)を伴った作品発表、そして支援プログラムとその記録集を発表した羽鳥氏に対し、橋本氏が「羽鳥さんと来年お仕事をご一緒することを考えたい」と結論づけていた。

羽鳥氏の企画の他に「オープンエントリー作品」が行われる理由について橋本氏は、「(羽鳥氏の企画内容は)成果を性急に求めるべきものではない」ため、「二つの狙いを同時に満たそうとすると、せっかくのアイデアに求心力が無くなってしまう」可能性があるとし、「私が羽鳥さんに何を期待したのかをより明確にするため、もうひとつの狙いにもしっかり焦点を当てる、「オープンエントリー作品」という枠を別立てで設ける」ことにしたと、公式サイトで語った。

「オープンエントリー作品」への参加条件は、9月28日から10月27日の開催期間中に京都府下の会場で上演が行われること。1ステージでも可能だが、会場の使用申込が完了している必要がある(一般的な劇場ではない場所を使用する場合には、管理者から発表の許可を得ていることが必要)。登録料は不要。ただし、学生や会員に限定するものや、極端な年齢制限があるなど、一般の観客に開かれていない上演は対象外。詳しくは、公式サイトを参照。

◎関連サイト◎
KYOTO EXPERIMENT フリンジ企画について|KYOTO EXPERIMENT
フリンジ企画「オープンエントリー作品」参加登録募集!|KYOTO EXPERIMENT


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