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【サイトウォッチ】劇団と観客の距離をめぐる意見交換(Twitter)

11.02/01

1/25付本欄「新規メディアの台頭は、小劇場界を閉ざしたのか?」にて紹介した、新宿シアターミラクルの支配人・星英一氏と、観客のK_OSANAI氏との小劇場界における「創り手と観客との距離」に関する意見交換はその後も継続されており、この程アロッタファジャイナの松枝佳紀氏によりTogetterにまとめられた(「K_OSANAI氏による観客と劇団の距離の変遷まとめ」)。
 
先だってfringeプロデューサー・荻野達也氏によってまとめられた「演劇コミュニティを巡る星英一氏とK_OSANAI氏の意見交換」の続編となる今回のエントリーでは、K_OSANAI氏が実体験から感じてきた90年代以降の「創り手と観客との距離」についての変遷が綴られている。東京サンシャインボーイズや劇団ショーマ、さらにはキャラメルボックス、第三舞台の例を挙げながら、それまでの興行側と観客との関係性が2000年の前後数年間に大きく変容したと述懐している。
 
また、星氏は、自らがかつて携わっていた制作現場での経験を踏まえ、「当時の自分と今の若い劇団さんとでは、「演劇」に求めるもの、「演劇」で実現したい事が、なんだか相当に違うような気がする」と訴え、「劇団内およびお客さんも含めたコミュニケーションというか居場所作りを求める気持ちが私どもよりも強い要素を占めているのではないか」と指摘している。
 
両者の意見交換は演劇関係者の間で大きな反響を呼んでいるようで、K_OSANAI氏は、「星様とご相談のうえ、お互いにすまじきものは宮仕えの身でございますので、【ゆっくりとした無理のないペース】で意見交換を続けていくこととさせていただきました」としている。当サイトでも引き続き深い関心を持ってウォッチして行きたい。
 
なお、荻野氏も、1/30付fringe blog「身内客・常連客との関係性」においてこの件に関する自身の考えを改めて述べているので、こちらも是非ご一読を。

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