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【新藤兼人賞】赤堀雅秋初監督作品『その夜の侍』、金賞受賞

12.11/17

独立プロ56社によって組織される協同組合「日本映画製作者協会」に所属するプロデューサーが、その年度で最も優れた新人監督を選出する「新藤兼人賞2012」で、『その夜の侍』にて初監督を務めた劇団「THE SHAMPOO HAT」の赤堀雅秋氏が金賞に選出された。

同賞は、「新人監督たちを発掘、評価し、今後の日本映画界を背負ってゆく人材を育てたい」というプロデューサー達の思いから1996年に生まれた。現役プロデューサーのみが審査員をつとめる日本で唯一の新人監督賞であり、「この監督と組んで仕事をしてみたい」「今後この監督に映画をつくらせてみたい」という観点で選ぶという、他の映画賞とは異なる選考基準を持つ。当初は応募制だったが、2004年より、新人監督作品に該当する全作品(前年12月~本年11月公開)の中から選考している。

今年で17回目を迎える今回の該当作品は139本。その中から金賞を受賞した『その夜の侍』は、2007年にTHE SHAMPOO HATで上演し、作・演出の赤堀氏が主演も務め、高く評価された作品。今回の映画化にあたり、赤堀氏自らメガフォンをとった。

受賞者には故新藤兼人監督自らデザインしたトロフィー、そして副賞として、金賞には100万円、銀賞には50万がそれぞれ授与される。授賞式・授賞パーティーは、年間最優秀プロデューサーを顕彰する「SARVH賞2012」とともに12月7日(金)に東京・丸の内の東京會舘にて開催される。

なお、同賞銀賞には、蜷川実花監督の『ヘルタースケルター』が選ばれた。

◎関連サイト◎
協同組合「日本映画製作者協会」
劇団「THE SHAMPOO HAT」公式サイト
「C!ルーム」赤堀雅秋インタビュー|WEBマガジンChoice!

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