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【KYOTO EXPERIMENT】フリンジプログラム新プラン公開プレゼンテーション

12.10/23

京都で開催中の国際舞台芸術祭『KYOTO EXPERIMENT 2012』のフリンジプログラムの新しいプランを選ぶ「公開プレゼンテーション」が21日、元・立誠小学校(京都府中京区)で行われた。最終選考に残ったプレゼンターは、大原渉平氏(劇団しようよ/京都)、高間響氏(笑の内閣/京都)、羽鳥嘉郎氏(けのび/東京)の3名。

今回のプレゼンテーションは、『KYOTO EXPERIMENT 2012』の関連イベントとして2010年より開催されているフリンジプログラムの来年以降のコンセプターとプランを選ぶために企画されたもので、「次代を担う制作者・プロデューサー」を対象に公募されていた。

プレゼンされたフリンジ新プランは、路上パフォーマンスを前面に打ち出したもの(大原氏)、参加作品を総選挙で選ぶというもの(高間氏)、ワークショップやインストラクションも交えたより実験的なもの(羽鳥)という、三者三様のバラエティに富んだ内容となった。それぞれのプレゼンターには、ゲストコメンテーターの伊藤達哉氏(ゴーチブラザーズ)、中村茜氏(プリコグ)、杉原邦生氏(KUNIO)、進行役の同フェスティバルのプログラムディレクター・橋本裕介氏から厳しい指摘や質問が投げ掛けられた。特に3年間にわたり同プログラムのコンセプターを務めてきた杉原氏は、「これまでのプランを安易に踏襲するようなものはいらない。フリンジ企画をどういう場にしたいのかという明確なコンセプトを聞かせて欲しい」と訴えた。

また、会場に詰めかけた聴講者からは、「作品をキュレーション(セレクション)するのが一般的になっている日本の“フリンジ”は、世界的に見るととても珍しい。このプログラムをどう育てていきたいのか?」「KYOTO EXPERIMENTの場合、本プログラムの方が実験的な傾向が強くてついていけないことが多い。これまで同様に救いとなるようなフリンジプログラムを期待する」といったような主催者側に向けた意見も飛び出すなど、新局面を迎える同プログラムを見直すための意見交換の場となった。

選考結果は、各プレゼンターが橋本氏と個別面談を行い、同フェスティバル最終日である10/28(日)までに決定される。

◎関連サイト◎
KYOTO EXPERIMENT 2012フリンジ“PLAYdom↗”公式ウェブサイト

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