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【団体や個人へ無料提供も】大分に旧倉庫を改装した芸術文化系複合スペースがオープン

12.09/19

大分県大分市に来月10日、醤油会社の倉庫跡を利用した芸術文化系複合スペース「the bridge」がオープンする。運営するのは、由布市湯布院町でギャラリーを経営する裏正亘氏。「歴史があり産業遺産ともいえる場所を生かし、地元芸術家たちの支援や交流につなげたい」と語っているという。

この建物は、1861年創業の地元企業・フンドーキン醤油(大分県臼杵市)が商品貯蔵として使用するために、1964年に建築。しかし、近くの支店が移転したことにより、2008年から使われなくなっていた。鉄骨スレート造りで、広さ約200平方メートル、天井までの高さが7.6メートルという空間。昨年夏、音楽イベント会場を探していた裏氏がこの建物のことを知り、地元企業が長い間使用してきたその歴史を「象徴」としてPRできることに注目、改装を計画した。

「the bridge」という名前には、文化や人の交流の橋渡しを目指すという意味が込められている。施設内はバリアフリーで、約80平方メートルを展示や演劇、販売など多目的なオルタナティブスペースとして使用。招待した芸術家の作品の2カ月間の有料公開と、発表の場がない団体や個人へ1カ月間の無料提供を交互に繰り返す計画だという。

また市民が無料で使える展示場所や、県産品を使った食事を提供するブックカフェを併設、入場時間も「仕事帰りでも立ち寄れるように」と23時半までに設定するなど、市民が活用しやすいスペースとなりそうだ。

裏氏は「作品を出す人にも楽しむ人にも敷居を低くしたい。著名な芸術家のイベントも続々と決まっているが、市民からの利用相談にも乗ります」と呼び掛けているという。

◎関連サイト◎
the bridge公式サイト

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