一人芝居の第一人者である俳優のイッセー尾形氏が、8月26日まで行われた舞台「イッセー尾形のこれからの生活2012 in 真夏のクエスト」（東京・原宿クエストホール）にて、40年にわたり継続してきた舞台活動の“休眠”を宣言していたことが明らかになった。8月30日付の夕刊フジで報じられた。

同紙では、尾形氏のマネージャーで所属事務所の株式会社森田オフィス社長・森田清子氏が取材に応え、「還暦のお祝いのリフレッシュ休暇みたいなものです。健康不安ではありませんよ」と休養の理由についてコメント。休養期間についても、「未定」としながらも「だいたい1年とかそれぐらいになるんじゃないかと思います。今後の芝居活動のための、国内外での休養、充電ですね」と話している。さらに森田氏は、同紙による報道後、イッセー尾形公式サイト上にメッセージを掲載し、「ニュースには『芸能活動を休養』とありますが舞台だけですよ」と付け加えている。

尾形氏は、1971年から現・演出家の森田雄三氏と共作芝居を始め、1981年に日本テレビ系オーディション番組「お笑いスター誕生！！」で金賞を獲得しブレイク。翌年からスタートした「都市生活カタログ」シリーズが高い評価を受け、1985年に文化庁芸術選奨新人賞、1986年に紀伊國屋演劇賞を受賞するなど一人芝居の第一人者としての地位を確立した。さらに海外巡業や、小松政夫、桃井かおりとの二人芝居公演なども大きな話題を呼んだ。

◎関連サイト◎
イッセー尾形、芸能活動を休養！事務所社長が胸中代弁
イッセー尾形オフィシャルサイト

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