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こまばアゴラ劇場が2024年5月末閉館へ

23.12/13

こまばアゴラ劇場が2024年5月末閉館へ

こまばアゴラ劇場(東京都目黒区/芸術総監督:平田オリザ)が2024年5月末で閉館することが明らかになった。劇場閉館に伴い、平田オリザは芸術総監督を退任する。

関連サイト⇒こまばアゴラ劇場 閉館のお知らせ

閉館については、12月1日付でこまばアゴラ劇場サイトにて発表された。同劇場は平田オリザの父である平田穂生が「銀行から多額の借金をして開業」。平田オリザは23歳の時に支配人に就任したが、「現在も負債は多く残っており、私の人生の残り時間を考えると、健康上など不測の事態が起きた場合に、債務不履行の状態に陥る懸念があります。そこで、債務超過に至っていない今の段階で資産を処分することといたしました」「いずれはこのときが来ることを覚悟していましたが、コロナ禍、諸物価の高騰、メンテナンス費用の増大などがあいまって早めの決断を迫られました」と平田は語っている。

なお、劇場の経営母体である有限会社アゴラ企画は閉館後も存続し、アトリエ春風舎(東京都板橋区/芸術監督:大池容子)の運営および劇団青年団の親会社として継続して活動を行っていくという。また平田が芸術監督を務める江原河畔劇場(兵庫県豊岡市)も継続、有限会社アゴラ企画が行ってきた無隣館を中心とした人材育成、ワークショップなどの教育普及活動も今後も行われる。


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