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- 【アドビシステムズ社が意識調査】“クリエイティブな国1位”は日本!でも日本人に自覚なし!?
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12.04/26
アドビシステムズ社(米国・カリフォルニア)は24日、世界5カ国(米、英、独、仏、日)におけるクリエイティビティ(創造性)に関する調査結果を発表した。これによると、日本は「世界で最もクリエイティブな国」と認識されている一方で、日本人は「自身をクリエイティブだとは考えていない」という皮肉な結果となった。
同社は『Acrobat』や『Photoshop』といったソフトウェアで知られるグローバル企業。同調査は『Adobe State of Create グローバルベンチマーク調査』と呼ばれ、米国、英国、ドイツ、フランス、日本の18歳以上の成人5,000人を対象に、職場、学校、家庭における「クリエイティビティ」(創造性)に関する国際的な「意識水準」を調査したもの。実施期間は今年3/30(金)~4/9(月)の計11日間、オンラインによる調査だった。
同調査によると、「最もクリエイティブな国」として36%の回答者が日本を挙げた。これは2位の米国の26%を10ポイント上回っている。また、「最もクリエイティブな都市」として挙がったのは、東京が30%でトップ。2位ニューヨーク(21%)、3位パリ(15%)を上回っている。
一方、日本人の回答を見ると、「最もクリエイティブな国」として米国を挙げる人が最も多く36%。「最もクリエイティブな都市」としてはニューヨークが38%で最多。2位はパリの19%となった。また、自らを「クリエイティブだ」と考えている日本人はわずか19%にとどまり、5カ国中最下位(5カ国平均では39%の人が自らを「クリエイティブだ」と考えている)。自らのクリエイティビティーを発揮できているかどうかという質問に「はい」と答えたのも、日本ではわずか17%にとどまった。さらには、「クリエイティビティーが経済成長のカギになると考えている人」も日本が最低(76%)だった。
世界から「クリエイティビティー」を高く評価されているにも関わらず、当人にはその自覚がない―――。それが、現在の日本人の姿のようだ。
◎関連サイト◎
「最もクリエイティブな国・都市」は日本・東京 でも日本人は自信がない──Adobe調査|ITmediaニュース
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