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【日本の問題】夕刊紙記事をめぐり、公演企画者と参加者がネット上で論戦

11.11/10

小劇場劇団と学生劇団、合わせて14団体による企画公演「日本の問題」の参加作品について報道した10/26付の夕刊フジの記事について、公演企画者である松枝佳紀氏(アロッタファジャイナ)が、「当然受け入れることができない色モノ記事」だとして、参加団体の一つ「経済とH」代表の佐藤治彦氏にTwitterで強く抗議。これに対し、佐藤氏が、「記事は僕の関知できる範囲外」として反論するなど関係者同士による激しい議論がネット上で展開された。

問題の発端となったのは、10/26付で夕刊フジ、及びインターネットサイトZAKZAKに「美人コンサルが挑む“超熟エロシーン”!ただ今“下半身”特訓中!」というタイトルで掲載された記事。同企画公演に参加する「経済とH」の作品で女優デビューを果たす夫婦・家族問題コンサルタントの池内ひろ美氏を紹介する内容だが、松枝氏は、「あまりにも下品過ぎて、「日本の問題」の総意で出された記事と思われることを恥じます」として、ZAKZAKの記事を取り下げてもらうよう、佐藤氏に要求した。しかし、佐藤氏は、「自分の気に入る記事を書いてくれなかったからと夕刊フジに抗議するつもりは全くありません」とこの要求を退けた。さらに佐藤氏は、自身が「日本の問題」公式アカウントで発信したツイートを「本人に断りもなく削除した」として、松枝氏に対して謝罪するよう求めた。

今回の議論は、小劇場演劇において、広報や報道に対する認識が非常に曖昧であるということが顕在化したケースだと言える。これをケーススタディとして、業界内で広報の意識が高まることを期待したい。

なお、議論の顛末は、松枝氏によりtogetterにまとめられている。

※お詫び※
この記事では当初、当該記事の取材対象を参加団体の「経済とH」としましたが、実際は出演者の「池内ひろ美氏」個人でした。お詫びして訂正いたします。

◎関連サイト◎
当該記事|ZAKZAK
企画公演「日本の問題」に関する一部報道への主催者側の反応など|togetter

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