俳優の市村正親が早期の胃がんと診断され入院治療を受けるため、現在帝国劇場で上演中のミュージカル『ミス・サイゴン』を、29日から10月5日までの地方公演を含めた全日程を休演することがわかった。27日、主催の東宝株式会社が発表した。演じていたエンジニア役は、駒田一、筧利夫の代役が決定している。

『ミス・サイゴン』は今月25日に開幕、市村は27日の公演まで出演していた。代役の予定は、7月中はダブルキャストの駒田一がすべて務め、8月以降にについては決定次第公式サイトで発表される。東京公演は8月26日まで、その後は新潟、名古屋、大阪、福岡、横須賀公演を予定している。

コメントを発表した市村は、「俳優として一番悲しいことは、楽しみにしてくださるお客様の前に立って舞台からご挨拶できないことであり、一番悔しいことは、共に作品を作り上げるために稽古場で闘ったスタッフ及びキャストに迷惑をかけることです」とし、「今のわたしの夢は、再びお客様の前でこの曲（※編集部注：劇中歌「アメリカンドリーム」）を歌うこと」と、復帰を誓った。

なお、この件によるチケットの振り替え、払い戻しは行われない。

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出演者休演のお知らせ｜帝国劇場 ミュージカル『ミス・サイゴン』