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フェスティバル/トーキョー実行委員会事務局は18日、平成26年度から新体制へ移行することを発表した。それにともない、現実行委員長の市村作知雄氏が来年度よりディレクターに就任し、現プログラム・ディレクターの相馬千秋氏は平成26年3月末をもって退任する。
相馬氏は「東京国際芸術祭2008」ディレクターを経て、2009年の「フェスティバル/トーキョー(F/T)」創設よりプログラム・ディレクターに就任。国内外の先鋭的な作品を集めた「主催プログラム」や、アジアの若手アーティストの登竜門となった「公募プログラム」などを企画し、常に新しい価値観を提示してきた。
後任の市村氏は、東京国際舞台芸術フェスティバル事務局長、東京国際芸術祭ディレクターなどを歴任し、現在、特定非営利活動法人アートネットワーク・ジャパン会長、東京藝術大学音楽環境創造科准教授として活動。日本における「アートマネージメント」の確立に努めるなど、長年に渡り舞台芸術の活性化に尽力している。
今後の方向性について、事務局は「より一層、各地のフェスティバルや劇場との連携を深め、より開かれたフェスティバルを目指して組織体制をさらに強化して参ります」とコメントしている。
なお新体制とプログラムの詳細などについては現時点で未定。決まり次第、F/Tサイト等で発表される予定だという。