株式会社リンクステーションは1日、同社が運営するASPチケット管理システムGettiiにて昨年10月に発生した不正アクセス事件に関する最新の調査報告を公式サイト上で発表した。

同社の発表によると、不正アクセスによって外部から参照された形跡が確認された顧客情報は501件(うちクレジットカード情報を含む情報は6件)。顧客情報のデータ参照及び流出については、「痕跡は確認できていない」とした上で、最大で1,281,834件(うちクレジットカード情報を含む情報は511,845件)の可能性があるとした。同社は、既に実施済みの対応策として、「不正なアクセス経路の遮断」「不正なアクセスに関しての監視／検知能力向上」「データ保護の強化」「その他の物理的・技術的安全管理措置の実施」「セキュリティマネジメント体制の強化」「社内教育の徹底」「継続的な第三者機関による監査の実施」「興行主様及びクレジットカード会社と情報交換をしつつ、クレジットカード利用のモニタリングの実施」の8点を、さらに、今後の対応策として、クレジットカード業界の国際セキュリティー基準であるPCIDSS(Payment Card Industry Data Security Standard)の取得を計画していることを発表した。

顧客情報の漏えいについては、同システムを導入している世田谷パブリックシアターが、5月23日付で顧客情報の一部が漏えいしたと公式サイトにて発表している。

◎関連サイト◎
不正アクセスに関する最新状況のご報告｜株式会社リンクステーション
【チケットシステムに不正アクセス】世田谷パブリックシアターの顧客情報が一部漏えい※6/11訂正｜News-Headline

[お知らせ]
舞台制作者のためのメールマガジン[Next-news PLUS+]は、みなさんからの情報を随時募集中です!!