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【震災で公演中止】「マッスルミュージカル」の興行会社が破産

11.11/14

TBSの人気番組「SASUKE」などを手がけた制作会社「(株)モンスター・ナイン」(資本金3億5000万円/代表樋口潮)と、関連会社で「マッスルミュージカル」の興行会社「(株)デジタルナイン」(資本金5000万円/同代表)が11日、東京地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。

(株)モンスター・ナインは、2005年2月に設立され、TBS系「SASUKE」「スポーツマンNo.1決定戦」、テレビ東京系「ソロモン流」などのテレビ番組の企画・制作のほか、アミューズメント施設「マッスルパーク」の経営などを行ない、2008年3月期には年収入高約31億5000万円を計上していた。しかし、番組制作の受注が減少していたことに加え、2011年春頃に実施を予定していた大規模なイベントが中止になったことや、「千歳マッスルパーク」が客足減少から2011年8月末で閉園するなど、業績は著しく悪化していた。

(株)デジタルナインは、1997年に設立され、元体操選手などによるアクロバティックショー「マッスルミュージカル」などのイベント興行を行なっていた。2009年3月期は年収入高約17億円を計上していたが、震災後の「マッスルミュージカル」が全て中止になったことに加え、2011年10月以降の再開のメドが立たなくなり、事業継続を断念した模様。

負債額は、モンスター・ナインが債権者約104名に対し約18億600万円、デジタルナインが債権者約116名に対し約17億6000万円で、2社合計で約35億6600万円。

◎関連サイト◎
テレビ番組制作・イベント企画株式会社モンスター・ナインなど2社破産手続き開始決定受ける 債35億6600万円|帝国データバンク

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