制作ニュース
- セゾン文化財団主催『舞台芸術活動と育児の両立について考える会』Vol.5
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24.09/13
あとがきにかえて
「舞台芸術活動と育児の両立」というテーマについて、参加者たちは自身の経験や育児に関する情報を共有しながら、女性も男性も、また子どもがいる人もいない人も、全員が「育児の当事者」として参加し、解決策を模索していった。
両立を阻むいろいろな課題を解決するために、この問題を業界特有のこととして捉えるだけでなく、労働問題、ひいては社会の問題として捉え直していくことの重要性が、本会の参加者たちの声を通じて浮かびあがってきた。「育児当事者」という視点が今よりもっと増えることで、社会がアップデートされ、誰もが参加しやすい創作環境が整備されていくことにもつながるのではないか。
会の終了後、実際に動き出した企画もある。今回の参加者同士がつながるツールをつくるなど、次へとつながる活動がすでに始まっている。『舞台芸術活動と育児の両立について考える会』のこれからに期待したい。
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