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- 「第10回九州戯曲賞」大賞は中島栄子
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22.06/24
「第10回九州戯曲賞」大賞は中島栄子『モルヒネ』
「第10回九州戯曲賞」(主催:九州地域演劇協議会/NPO法人FPAP)の最終審査会が6月18日に福岡市内にて行われ、中島栄子(福岡県宗像市)の『モルヒネ』が大賞を受賞した。賞金として30万円が贈られる。

大賞を受賞した中島栄子は、福岡県宗像市を活動拠点に、所属するアクションチームJ-ONEや外部の公演に出演しながら戯曲の勉強も始め、有志で文藝部七咲会を結成。同人誌にて小説や戯曲を発表している。前回九州戯曲賞の最終候補にも残っていた。
「九州戯曲賞」は九州に拠点をおいて活動する劇作家の優れた作品を顕彰するもの。これまで戯曲賞を持たなかった九州に戯曲賞を設立することで、九州の劇作家のモチベーションを高め、九州地域の演劇レベルの向上を目的として開催されている。
「第10回九州戯曲賞」
■最終審査候補作品(5作品)
穴迫信一(福岡県北九州市)『眺め』
川口大樹(福岡県福岡市)『甘い手』
日下渚(大分県大分市)『漣―さざなみ―』
中島栄子(福岡県宗像市)『モルヒネ』
馬場佑介(福岡県福岡市)『カドがとれて、遠くなって、白くなって、夏』
■最終審査員
岩崎正裕、松井周、岡田利規、市原佐都子、幸田真洋