制作ニュース

「緊急事態舞台芸術ネットワーク」発足

20.05/16

,

「緊急事態舞台芸術ネットワーク」発足、「舞台芸術界全体、ひいては日本文化を守るため」

新型コロナウイルスによる演劇界の危機的状況を受け、5月14日「緊急事態舞台芸術ネットワーク(Japan Performing Arts Solidarity Network)」が発足した。参加団体には、歌舞伎座や帝国劇場などが加盟する日本演劇興行協会や、KAAT 神奈川芸術劇場、SPAC-静岡県舞台芸術センター、東急文化村、パルコ、大人計画、劇団☆新感線、シス・カンパニー、劇団青年団/こまばアゴラ劇場/江原河畔劇場、ライティングカンパニーあかり組など、また賛助団体には、劇場・音楽堂等連絡協議会、全国小劇場ネットワーク、舞台芸術制作者オープンネットワークなど、舞台芸術に関わる約50団体が名を連ねている。

関連サイト⇒緊急事態舞台芸術ネットワーク

同ネットワークは、「社会と共にいかにして舞台芸術の公演を再開するか」を主たる目的として掲げ、今回の新型コロナウイルスによる緊急事態のように「舞台芸術全体が公演中止に追い込まれそうな時、もしくは追い込まれた時においてのみ活動」する。また、緊急事態からの脱却と、安全な状況下での再開・再生に向け、互いに連携、協力していくことを表明。それは「個々舞台芸術団体の権利、経済的自由を守るためだけでなく、舞台芸術界全体、ひいては日本文化を守るため」と訴える。

なお、2月26日の政府による自粛要請を受けて以来、公演の中止延期が相次いだ演劇界の損害の実態を把握するため、4月14日から演劇イベントを主催する主催団体と、装置、照明等を担うスタッフ会社に対してアンケートを実施、5月7日時点の回答を公開した(有効回答数:22〈主催団体 16、スタッフ会社 6〉)。その結果から「団体の規模に比較して短期間で極めて高額の損失が生じている」と分析。アンケートに書き込まれた「年内の興行が難しければ、会社休眠あるいは倒産は致し方ない」「2021年4月頃、事業継続は不可能になる」などの切実な声とともに、舞台芸術を取り巻く厳しい現状を伝えている。

【参加団体】(50音順)
株式会社アート・ステージライティング・グループ、アール・ユー・ピー、アミューズ、株式会社梅田芸術劇場、M&Oplays、大人計画、KAAT 神奈川芸術劇場、金井大道具、紀伊國屋ホール、㈱キューブ、株式会社キョードーファクトリー、劇団四季、劇団☆新感線、劇団青年団/こまばアゴラ劇場/江原河畔劇場、ゴーチ・ブラザーズ、コマデン、彩の国さいたま芸術劇場、シーエイティプロデュース/クリエイティブ・アート・スィンク、シス・カンパニー、松竹株式会社、SPAC-静岡県舞台芸術センター、世田谷パブリックシアター、株式会社東急文化村、東京グローブ座、東京芸術劇場、東宝株式会社、ナッポスユナイテッド、日本演劇興行協会(歌舞伎座、新橋演舞場、帝国劇場、シアタークリエ、明治座、御園座、南座、新歌舞伎座、大阪松竹座、博多座)、ネルケプランニング、NODA・MAP、俳優座劇場、株式会社パルコ、ポリゴンマジック、ホリプロ、株式会社マーベラス、株式会社明治座、吉本興業株式会社、ライティングカンパニーあかり組、リコモーション、ワタナベエンターテインメント

【賛同団体】(50音順)
劇場・音楽堂等連絡協議会、一般社団法人コンサートプロモーターズ協会、全国小劇場ネットワーク、中劇場協議会、日本演出者協会、一般社団法人日本音楽事業者協会、一般社団法人日本音楽制作者連盟、一般社団法人日本クラシック音楽事業協会、日本劇作家協会、公益社団法人日本劇団協議会,舞台芸術制作者オープンネットワーク、文化芸術推進フォーラム


ピックアップ記事

ニュース用未選択
コトリ会議、「雨降りのヌエ」公演期間中にトーク企画開催

Next News for Smartphone

ネビュラエンタープライズのメールマガジン
登録はこちらから!

制作ニュース

ニュースをさがす
トップページ
特集を読む
特集ページ
アフタートーク 
レポートTALK 
制作者のスパイス
連載コラム
地域のシテン
公募を探す
公募情報
情報を掲載したい・問合せ
制作ニュースへの問合せ


舞台公演チラシをご自宅へ NEVULAのチラシ宅配サービス「おちらしさん」お申し込み受付中

フェイスシールド・消毒液など、ウイルス対策グッズ販売中!